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公開日 2019/12/29 07:00
サブスク解禁の嵐が吹き荒れた2019年

サザンも解禁、それでも“サブスクでは聴けない”大物アーティストとは?

編集部:風間雄介
2019年12月、大きな山が動きました。サブスクリプション型音楽ストリーミングサービスに多くの大物アーティストが参加する中、これまで沈黙を貫いてきた国民的アーティスト、サザンオールスターズが、一気にサブスク解禁したというニュースに驚いた方は多いでしょう。バンドの楽曲はもちろん、ソロ楽曲まですべて解禁という大盤振る舞いで、ビッグニュースとして駆け巡りました。

昨年秋、「大物が続々解禁、それでも “定額制配信じゃ聴けない” 邦楽アーティスト、勝手にベストテン!」(記事はこちら)という記事を公開しました。タイトルの通り、私が勝手にランキングを付けたものですが、その時点でサブスク解禁していなかったアーティスト一覧は以下の通りです。

【2018年秋時点でサブスク解禁していなかった大物アーティスト】
・米津玄師
・ZARD
・山口百恵
・BUMP OF CHICKEN
・BLANKEY JET CITY
・L’Arc-en-Ciel
・星野源 
・aiko
・久保田利伸
・平井堅
・チャゲ&飛鳥
・中島みゆき
・安室奈美恵
・B’z
・ジャニーズ
・サザンオールスターズ 

そして1年が経過したいま、昨年挙げたアーティストの配信状況は、以下の通りとなりました。

【2019年末の状況】
・米津玄師
・ZARD
・山口百恵
・BUMP OF CHICKEN →開始!
・BLANKEY JET CITY
・L’Arc-en-Ciel  →開始!
・星野源 →開始!
・aiko
・久保田利伸
・平井堅 →開始!
・チャゲ&飛鳥
・中島みゆき
・安室奈美恵 →開始!
・B’z
・ジャニーズ → 嵐全シングルが解禁、一部開始!
・サザンオールスターズ →開始!

なんと昨年秋に配信を希望していたアーティストのうち、約半数が、2019年にサブスク解禁しました。私が(勝手に)1位に挙げていたサザンも年の瀬に解禁、そしてまさかのジャニーズも解禁と、2019年はサブスク解禁の嵐が吹き荒れた一年となりました。なお、今年解禁となったアーティスト一覧をまとめた記事もありますので、あわせてご覧ください。

残された大物としては、B’zや中島みゆきを筆頭に、米津玄師、チャゲ&飛鳥、久保田利伸、aiko、そして(上記リストにはありませんが)山下達郎、ブルーハーツなどが、いまだに一部楽曲を除いてサブスク解禁していません。ジャニーズも、嵐以外は動く気配がありません。

いずれにしても、一番大きいと思われた「サザン」という山が一斉全曲配信に動いたことで、音楽ストリーミングサービスへの興味・関心がさらに高まることは間違いありません。サザンは中高年へのアピール度も強く、これまでと異なる層のユーザーが増えることが予想されます。2020年は、残された大物アーティストも、配信開始を積極的に検討するのではないでしょうか。

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