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独自技術で「サクサク」「追従性」追求

国内メーカー初のAndroid 4.0スマホ、“AQUOS PHONE”「104SH」開発者インタビュー

公開日 2012/02/23 18:40 編集部:風間雄介
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■AV機器連携・カメラ機能なども充実

AV機能では、まずカメラ機能に注目したい。1,210万画素の裏面照射CMOSセンサーと、画像処理エンジン「ProPix」を搭載した。動画では1080pのフルHD動画撮影に対応している。

カメラ機能の画面

静止画機能では、AQUOS SHOTなどで培ったノウハウや技術を搭載。シーン設定や手ブレ補正、ホワイトバランス、ISO感度など、単体デジカメ並みの設定項目が要されているほか、ミニチュアライズカメラや連写カメラなど、多彩なカメラモードも備えている。

設定項目は非常に豊富

シーン設定は「カラオケ」「バースデー」などわかりやすいシーン名で選択できる

また、ピンチイン/ピンチアウトでのズームイン/アウト、動画撮影中に画面をタップすることで静止画がキャプチャーできるなど、撮影時の使い勝手を高める工夫も搭載。さらにパフォーマンスを高めることで、撮影間隔の短縮化も実現した。

カメラ機能の使い勝手も高めた

またAndroid 4.0で用意された「ゼロシャッターラグ」というAPIを利用することで「連撮モード」を実現。同モードでは画像サイズが3Mに限定されるが、シャッターを押すと、ほぼタイムラグなしに、次々に写真が撮れる。

AV機器との連携も、従来と同様に充実している。「スマートファミリンク」機能により、AQUOSやAQUOSブルーレイと連携。104SHで撮影した動画や静止画、音楽などをAQUOSで見られるほか、AQUOSブルーレイで録画した番組や受信した放送を、本機に転送して視聴することができる。このあたりのAV機器連携については、後日改めてテストレポートをお届けしたいと考えている。



Android 4.0に国内メーカーとして初対応という点が大きくクローズアップされている104SHだが、見どころはそのほかにも数多い。特に「ダイレクトトラッキング技術」による操作への追従性の高さは特筆もので、Androidはサクサク感が今ひとつと感じていた向きは、ぜひ店頭でお試し頂きたい。Androidスマートフォンへの印象が変わることは間違いない。

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