国産初のOpenHome対応アプリ
最強の国産アプリ登場!? fidataが開発中のネットワークオーディオ用操作アプリに迫る
■操作に大切な3つの要素が集約されたメイン画面
fidataアプリの基本構成について説明しておこう。メイン画面はネットワークプレーヤーの操作において重要な3要素、「楽曲の選択」「プレイリスト」「操作・ステータス表示」が1画面内に配置されている。様々な情報が画面の上部/下部に表示されていることにも注目してほしい。
通常、ネットワークオーディオは【1】ライブラリ内から楽曲を探して(楽曲の選択)、【2】再生したい楽曲をプレイリストに追加(プレイリスト)、【3】楽曲を再生する/再生中の楽曲の情報を確認する(ステータス表示)、という流れで音楽再生を楽しむ。筆者が考えるに、高い評価を受けている操作アプリの多くは、この3つを操作する機能が1画面内に配置されている。fidataのメイン画面も、上述のように3つの要素が1画面に構成されている。
実際にfidataアプリを操作してみても、これらの一連の流れがスムーズに行える。操作アプリの完成度はこのあたりのユーザビリティーがカギとなる。fidataアプリならビギナーでも直感的に操作できそうだ。
「“わかる人にしか操作できない”ものにはしたくなかったので、直感的に操作できる点には配慮して開発しました。初めてネットワーク再生をする方や、操作アプリに詳しくない方でも“なんとなく”使えるようになっていると思います」(開口氏)。
■プレイリストの機能も充実
fidataアプリは、プレイリスト関連の機能も充実している。曲の入れ替え、個別の追加と消去、リピート機能など思いつく機能は一通りを備えている。
「カラオケの操作端末のように直感的な操作感を目指してしています。カラオケのコマンダーは誰でも使えるますからね」と北村氏。「fidataアプリは、こうした操作性を実現するために、実は本格的な仕様書はあえて作らず開発しました」という同氏の言葉にも納得がいく。
操作アプリを開発するとなると、自社開発か外部委託のいずれかになる。自社で開発を行うとなると、当然ながら今までのオーディオ製品の開発とは異なる技術的・人的リソースが必要となり、苦戦するメーカーも多く見うける。一方で外部委託の場合はオーディオメーカーからソフトウェア開発メーカーへの伝達が仕様書ベースとなるのだが、これがまた厄介だ。
なぜかというと、音楽リスニングの作法とは縁のない人たちがアプリを作ることになる場合が多いからだ。音楽リスニングの実体験を知らないひとたちが仕様書ベースで操作アプリを作ると、オーディオメーカー側が意図したものとは大きく異なるものになってしまうことがままある。はっきり言って、このように開発された一部のソフトウェアやアプリは使いものにならなかった。これがネットワークオーディオ黎明期に、この分野に対して“操作が難しい”という先入観をユーザーに植え付けた原因の一つになっていたと考える。
「fidataアプリにおいては、仕様の策定やユーザーインターフェースなどを自社開発できる、当社の強みを生かしました。もちろん開発にあたっては他社との協業も行いましたし、SDKなど利用している部分もあります。しかしUIについては、現状は美術的な意味でのデザイナーを入れずに、北村がレイアウトしています。私の意見も反映してもらっています」(開口氏)。
ちなみに、開口氏は自身もネットワークオーディオのヘビーユーザーである。同氏のアドバイスがあるのは、開発においても心強かったはずだ。また、立ち上げ当初から一貫して同じメンバーが開発を手がけていて、積極的に意見交換ができる体制ができていたことが、今回のアプリ開発にも活きたようだ。
fidataアプリの基本構成について説明しておこう。メイン画面はネットワークプレーヤーの操作において重要な3要素、「楽曲の選択」「プレイリスト」「操作・ステータス表示」が1画面内に配置されている。様々な情報が画面の上部/下部に表示されていることにも注目してほしい。
通常、ネットワークオーディオは【1】ライブラリ内から楽曲を探して(楽曲の選択)、【2】再生したい楽曲をプレイリストに追加(プレイリスト)、【3】楽曲を再生する/再生中の楽曲の情報を確認する(ステータス表示)、という流れで音楽再生を楽しむ。筆者が考えるに、高い評価を受けている操作アプリの多くは、この3つを操作する機能が1画面内に配置されている。fidataのメイン画面も、上述のように3つの要素が1画面に構成されている。
実際にfidataアプリを操作してみても、これらの一連の流れがスムーズに行える。操作アプリの完成度はこのあたりのユーザビリティーがカギとなる。fidataアプリならビギナーでも直感的に操作できそうだ。
「“わかる人にしか操作できない”ものにはしたくなかったので、直感的に操作できる点には配慮して開発しました。初めてネットワーク再生をする方や、操作アプリに詳しくない方でも“なんとなく”使えるようになっていると思います」(開口氏)。
■プレイリストの機能も充実
fidataアプリは、プレイリスト関連の機能も充実している。曲の入れ替え、個別の追加と消去、リピート機能など思いつく機能は一通りを備えている。
「カラオケの操作端末のように直感的な操作感を目指してしています。カラオケのコマンダーは誰でも使えるますからね」と北村氏。「fidataアプリは、こうした操作性を実現するために、実は本格的な仕様書はあえて作らず開発しました」という同氏の言葉にも納得がいく。
操作アプリを開発するとなると、自社開発か外部委託のいずれかになる。自社で開発を行うとなると、当然ながら今までのオーディオ製品の開発とは異なる技術的・人的リソースが必要となり、苦戦するメーカーも多く見うける。一方で外部委託の場合はオーディオメーカーからソフトウェア開発メーカーへの伝達が仕様書ベースとなるのだが、これがまた厄介だ。
なぜかというと、音楽リスニングの作法とは縁のない人たちがアプリを作ることになる場合が多いからだ。音楽リスニングの実体験を知らないひとたちが仕様書ベースで操作アプリを作ると、オーディオメーカー側が意図したものとは大きく異なるものになってしまうことがままある。はっきり言って、このように開発された一部のソフトウェアやアプリは使いものにならなかった。これがネットワークオーディオ黎明期に、この分野に対して“操作が難しい”という先入観をユーザーに植え付けた原因の一つになっていたと考える。
「fidataアプリにおいては、仕様の策定やユーザーインターフェースなどを自社開発できる、当社の強みを生かしました。もちろん開発にあたっては他社との協業も行いましたし、SDKなど利用している部分もあります。しかしUIについては、現状は美術的な意味でのデザイナーを入れずに、北村がレイアウトしています。私の意見も反映してもらっています」(開口氏)。
ちなみに、開口氏は自身もネットワークオーディオのヘビーユーザーである。同氏のアドバイスがあるのは、開発においても心強かったはずだ。また、立ち上げ当初から一貫して同じメンバーが開発を手がけていて、積極的に意見交換ができる体制ができていたことが、今回のアプリ開発にも活きたようだ。