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【PR】アントニオ・メゼ氏にインタビュー

Meze Audioが新スタンダードイヤホン「RAI SOLO」に込めた想いとは? その真価を聞く

公開日 2020/01/17 06:30 山本 敦/プレミアムヘッドホンガイド編集部
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音の分離感が鮮明。立体的に音楽を再現する

筆者もRAI SOLOのサウンドをゆっくりと試聴する機会を得た。プレーヤーには、ソニーのウォークマン「NW-ZX507」を組み合わせている。

ダンスミュージックはマイケル・ジャクソンの「Off The Wall」からアルバムのタイトル曲を聴いた。音の肉付きがとてもふくよかだ。分離能が高く、楽器の音色がとても鮮明に浮かび上がる。低音のビートが地面に吸い付くように安定している。リズムの起伏が立体的に描かれ、ステージの雄大な情景が目の前に広がるような体験を味わった。

低音は打ち込みが柔らかく、余韻の切れ味もいい。パーカッションやハンドクラップのリズムもビシッと鋭く響かせる。雑味のないピュアなボーカルも耳に素直に馴染む。ハイトーンの余韻もシルクのように滑らかだ。

上原ひろみのアルバム「Spectrum」から『イエロー・ワーリッツアー・ブルース』を聴いてみた。ピアノの濃厚な音の質感に引き込まれた。音楽と静寂とのコントラストが鮮明で、右手のメロディが活き活きと躍動する。鍵盤をたたく指先の強弱と緩急のイメージが丁寧に描き分けられる。繊細で切れ味豊かなサウンドなのに、和音には温かい包容力もある。

女性ボーカルは土岐麻子のベストアルバム「HIGHLIGHT」から『僕は愛を語れない』を聴いた。声のキャラクターを素直に引き立たせるイヤホンだ。エレキピアノのマイルドな和音の中にボーカルの声が凜とたたずむ。声の細かなニュアンスの再現力にも長けていると思う。質感がとてもしっとりとしている。ベースやドラムスの低音は線が太くなりすぎず、安定感のあるビートを小気味よく刻む。バンドの楽器の音の分離感も鮮明だ。RAI SOLOは立体的な音楽の再現力がとても高いイヤホンだと思う。

今後のRAIシリーズはどのように進化していくのだろうか。メゼ氏はより多方面に展開しくイメージは持っているが、焦らずじっくりと育てていきたいと語ってくれた。

2019年末にリリースされた、オーディオファンのための入門機「RAI SOLO」。メゼの魂がこもったイヤホンを、ぜひ多くの音楽ファンに聴いてもらいたいと思う。

(協力:SNEXT株式会社)

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