彩球オーデイオクラブ、第14回作品発表会レポート7

公開日 2002/01/07 15:52
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セミナーを行った、左から、安井章、松並希括の両氏。そして、盛り上がりをみせるフリーマーケットコーナー
●埼玉を中心としたオーディオ愛好者の会「彩球オーディオクラブ」による、第14回定例発表会での作品紹介レポートをお届けする。開催場所は、埼玉県羽生市の産業文化ホールで、田中康博氏によるレポート。その第6回は、安井章氏による「ネットワーク」と、松並希活氏による「アンプ」のオーディオセミナーについて。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)


●“良い音の秘密を探る” 試聴報告レポート   田中康博

オーデイオセミナー

1、安井 章 氏

『MJ 無線と実験』誌の11 月号に掲載の、「foコントロール」を実験によって示された。時間不足でもう少し種々比較させていただきたいとの思いが残った。電気信号、器械運動、空気振動など、3者のマッチング問題の難しさを知らされた。

2、松並希活 氏

同一の300Bシングルで、CR結合とトランス結合の比較を、ブラインドで要領よく提示され、聴衆の応答もよく、興味深いものであった。私も含めて、トランス結合に試聴者の反応は良しと出たが。CR結合との差は、意外と大きく、CR型は腰高傾向だが広帯域でニュアンスも良く、トランス結合は質感が向上し、中音も豊かで厚みがあり、豊かな音像となる。しかし実際には、聴く音楽と装置の特性を加えた好みということになろう。

以上が今回の報告であるが、この会のもう一つの魅力が、毎回ロビーに協賛出店される部品屋さんである。熱心な人は10時前から見える方も多く、また遠方からも多数参加されたと聞く。今回のホールは、オーデイオ的に程よい広さと響きで、定位がよく、まさにうってつけであった。終了後は、いつものように安井章、松並希括の両氏を囲んでの懇親会が開催され、大いに盛り上がったことは言うまでもない。最後に、彩球オーデイオクラブの会長、並びに関係の皆様に心からの感謝を申し上げたい。


下記ホームページは、真空管などのパーツと真空管アンプについてを特に詳しく取り上げた、松並氏のページ。ぜひご一読を!

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