マランツ、2ch専用のミドルクラスSACDプレーヤーを発売
SA8400 |
本機は、ミドルクラスながら同社独自の回路高速化技術「Absolute SA Technology」を採用。徹底したローノイズ化、低インピーダンス化も同時に行い、SACDの情報量を忠実に再現することをねらった。
DACには上級機「SA-14 Ver.2」などにも搭載されているシーラスロジック社製のSACD用モデル「CS4397」を採用。SACDのDSD信号をDAC最終段にあるマルチエレメント・スイッチド・キャパシター(MSC)へダイレクトに接続し、極めてジッターの少ない、高精度なアナログ信号へ変換する。なお、通常のCDフォーマット信号はダイナミック・エレメントマッチング(DEM)処理を経てから、MSCに入力される。
メカモジュールは新たに開発された。パーツレイアウトと回路パターンを十分に配慮し、ノイズ輻射が大変少ない。これをさらにシールドすることでシャーシと合わせてボックス構造にし、筐体内部へのノイズを遮断している。
ブロックケミコンは試作・試聴を繰り返して開発されたカスタム品を搭載。また、アナログオーディオブロックには電源部、フィルター部、出力部それぞれに最適なオーディオ用電解コンデンサー、フィルムコンデンサーを厳選して採用した。
DACやオーディオ回路にはそれぞれ専用の電源回路を搭載して干渉を排除。電源トランスにはOFC巻線を使用した大型EIコアトランスを採用した。オーディオ電源部の整流回路には、低ノイズ、高速応答性のショットキーバリアダイオードを採用。電源レギュレーターには銅メッキシールド板を装着し、きめ細かい制振とシールドを行っている。
ヘッドホン再生にも注力した。高速電流バッファーAMP回路を搭載したディスクリート構成のヘッドホン出力アンプを装備し、高音質再生を実現している。
【問い合わせ先】
日本マランツ(株)
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(Phile-web編集部)
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