オプションのフォノ入力基板も導入可能

フューレン、OCTAVEの真空管プリメインアンプ「V70SE」を発売

公開日 2010/10/07 11:52 ファイル・ウェブ編集部
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フューレンコーディネートは、同社が取り扱うOCTAVEの真空管プリメインアンプ新製品「V70SE」を10月5日に発売した。


V70SE
価格はラインレベルモデルが756,000円(税込)で、オプションとしてフォノ入力基板を追加したモデルも819,000円(税込)で用意される。

パワーアンプ部は片チャンネルが「6550C」×2の構成。バイアス調整とモニタリングシステムにより、他のピン配列の互換性がある出力管を使うこともできる。他のOCTAVEのアンプ製品同様に、強化された五極管構成とし、スピーカーの不安定なインピーダンスに対して安定性を確保している。アンプは2Ω負荷まで対応。オリジナルのシングルインピーダンス出力トランスにより、安定した出力供給を可能にしている。


リアパネル
入出力端子にはホームシアターバイパス入力を含むRCA5系統、バランス入力1系統を備える。RCA入力にはオプションのフォノ入力基板を装備できる。出力にはRCA録音出力1系統、可変プリアンプ出力1系統、スピーカー出力1系統を搭載する。

さらに別売りの強化電源「Black Box」「Super Black Box」を導入して電源部のコンデンサー容量を増加することで、アンプの動作を安定させ、負荷変動によるインピーダンスの相互作用を軽減させることができる。またダイナミックレンジ、セパレーション、奥行きやサウンドステージのサイズと明確な表現を改良し、全体の周波数帯域における音楽再生をクリアにする効果がもたらされるという。

上位モデルの「V80」にも搭載されているエコモード機能はON/OFFの切換ができ、ON時には動作状況を常時監視し、無信号状態が10分経過した際には自動的にパワーを落とし、待機モードに入ることで出力管の長寿命化と消費電力の低減が可能になる。

また本機にはマルチステージソフトスタート電源投入回路が装備され、電源投入時の高突入電流によるトラブルから保護する回路技術を採用している。保護回路システムがモニタリング動作中は、本体は定義された順番で起動し、誤動作が検知されると保護回路が働く仕組みだ。

オプションのフォノ入力基板はMM、またはMCカートリッジ対応。12dB/Octのサブソニックフィルターが実装されている。

【問い合わせ先】
フューレンコーディネート
TEL/0120-004-884

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドOCTAVE
  • 型番V70SE
  • 発売日2010年10月5日
  • 価格¥756,000(税込)
【SPEC】●出力:70W×2 ●周波数特性:20Hz〜70kHz ●SN比:-100dB ●最低負荷インピーダンス:2Ω ●消費電力:320W(最大)、20W(エコモード) ●入力:RCA×5、XLR×1、RCAフォノ×1(オプション) ●出力:テープアウト×1、プリアウト× ●スピーカー出力:バインディングポスト×1(ペア) ●外形寸法:451W×150H×415Dmm ●質量:23kg