ルーターの開梱から音楽再生まで

マランツ製品で「ネットオーディオ」を基礎から体験 − 読者参加イベントを徹底レポート!

公開日 2011/10/24 12:04 ファイル・ウェブ編集部
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リッピングにあたって、D&Mホールディングスの小松雅氏からリッピング時の楽曲フォーマットについて解説が行われた。「iTunesを使う場合は、圧縮して取り込んだ音源を、再生時に圧縮前の状態に戻すことができる可逆圧縮方式“Appleロスレス”を選択するのが良いでしょう。しかし、Appleロスレスはアップルの規格で、公式にはアップル製品でしか再生が行えません。そこで、アップル以外の機器で再生を行う場合は、フリーの可逆圧縮フォーマット“FLAC”で取り込むのが良いでしょう。iTunesではFLAC形式のリッピングは行えませんが、対応するリッピングソフトはいくつかあります。今回はその中でも、無料で使い方がわかりやすいMediaMonkeyを使ってみます」。

iTunesを使用したAppleロスレスでのリッピング

MediaMonkeyを使用したFLACでのリッピング


CDリッピングはほとんど初めてだという野村さん夫妻。説明を聞きながらの実践を楽しんでいる様子

普段からPCで音楽を管理しているという山本さんは手慣れた様子でリッピングを行っていく
小池信行さんは、普段はネット上からダウンロードした音源をAndroidスマートフォンに取り込んで楽しむというスタイルが多く、あまりiTunesを使ったCDリッピングの経験が無いという。ここまでルーターとPCの接続はスムーズに行っていたが、「リッピングは慣れていないので…」とコメント。だが、フォーマットの選び方やアルバムアートワークの取得の仕方など、一つ一つの手順を丁寧に確認しながらリッピングに成功した。

iTunesでのリッピング時には「Appleロスレスエンコーダ」を選ぶ

リッピングの手順について細かくメモを取る小池さん

また、普段からiTunesで音楽を管理し、PCにUSB-DACを接続してスピーカーやヘッドホンで音楽を楽しんでいるという守屋公晴さん・和美さん夫妻は、「MediaMonkeyというソフトは初めて使うので、こういうのもあるのかと勉強になります」とコメント。普段からiTunesを使い慣れていることもあり、初めての使用でもスムーズにFLAC形式でのリッピングを行っていた。

「MediaMonkey」を初めて使うという守屋さん

iTunesを使い慣れていることもあるのか、スムーズにFLACでのリッピングを行っていた


ついに設定最終段階! ネットワークプレーヤーやAVアンプをルーターに接続

最後に、ネットワークプレーヤーやAVアンプなどのデジタルメディアプレーヤー/レンダラー機器をルーターに接続すれば、ネットワーク再生環境の設置は完了となる。

ここまで、ネットワーク設定やCDリッピングに関して特に問題なく進んできた守屋さん夫妻は、「ここからが初めてなので、ちゃんとできるかどうか」と若干不安な表情を見せる。

最終局面。ネットワークプレーヤーをルーターに接続する守屋さん

だが、実際の接続手順は、LANケーブル1本で機器とルーターを繋ぐだけ。夫の公晴さんは、「ネットワークプレーヤー側に色々な設定が必要なのかと思っていましたが、LANケーブル1本をそれぞれに差し込むだけで簡単に接続できるんですね」と驚いた様子。その後3組とも簡単に接続を終え、ついに音楽を再生する瞬間が来た。

こちらの組では、晋一さんがネットワークプレーヤー側、美恵子さんがルーター側にLANケーブルを挿していく

PC、NAS、ネットワークプレーヤーの接続が完了!


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