剛性を高め信号読み取り精度を向上

アキュフェーズ、新設計ドライブ搭載のSACDプレーヤー「DP-550」

公開日 2012/10/09 18:56 ファイル・ウェブ編集部
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アキュフェーズ(株)は、新規設計の高剛性・高精度ドライブを搭載したというSACD/CDプレーヤー「DP-550」を12月上旬に発売する。価格は609,000円(税込)。

DP-550

剛性を高めるため、SACDドライブ全体をシャーシに直接固定。3層構造のボトムプレートと4個の鋳鉄製大型脚部で筐体全体を支える構造としている。自身の回転による振動はもちろん、外部のわずかな振動も受けにくくする制振構造を目指したといい、メカニカルベース部は、剛性の高い強固なシャーシ構造体で一体化しているという。

フローティング構造の新規トラバース・メカニズムを採用。ディスクからピット情報を読み取るトラバースメカニズムの軽量化を図るとともに、ローディングメカと機械的に愛想レートする緩衝材に新設計のシリコン系粘性ダンパーを採用。4点フローティング方式でトラバースメカを支えている。

また、共振対策は「DP-900」の技術とデータを基に新規開発。各部の共振周波数を分散させるなど、「DP-900」に迫る性能を実現したとしている。

トランスポート部は、専用のDSPを使用したデジタルサーボを搭載。レーザーピックアップには最新の1レンズ/ツイン・レーザーダイオード高速アクセス・メカニズムを搭載している。

デジタルプロセッサー部には、独自の「MDS+(Multiple Delta Sigma+)」を採用。DSD信号を直接複数個並列駆動のDAコンバーターで変換し、それぞれのデータを変換後総加算することにより、変換誤差の極小化を実現したという。

なお、DAコンバーターは、ESSテクノロジー社製の“ハイパーストリームDAC”「ES9008」を4個並列駆動させる方法を採用。これにより高い変換精度を持たせ、ひずみ率特性や雑音特性、小信号リニアニティを改善したとしている。

同一筐体のなかでトランスポート部とプロセッサー部を分離。プロセッサー部には、デジタル入力端子としてHS-LINK、COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光)、USBを装備。トランスポート出力端子はHS-LINK、COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光)を備えている。

電源トランスの巻き線は、デジタル/アナログ用を分離して独立。これにより高周波雑音や電気的干渉による音質劣化へ対策している。

そのほかデジタル方式による音量調整や、ライン/バランス独立構成の「Direct Balanced Filter回路」、伝送途中の雑音排除能力に優れているというバランス出力回路を搭載するなどしている。

外形寸法は465W×151H×393Dmmで、質量が18.5kg。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

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