「JET V」搭載など310が大幅リファイン
ユキム、ELACの新ブックシェルフ「BS 312」を6月発売
(株)ユキムは、ELACのスピーカー「300 LINE」として初めて「JET V」トゥイーターを搭載したブックシェルフ機「BS 312」を6月に発売する。価格は283,500円 (税込・ペア)。また、専用スタンド「LS70 II HB」も68,250円(税込・ペア)で発売する。
2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフスピーカー。ドイツで開催されたHIGH END 2013にて披露されていたモデル(関連ニュース)の日本市場投入が明らかになった格好だ。周波数特性は42〜50,000Hzで、能率が87dB(2.83V/1m)、インピーダンスが4Ω。外形寸法は123W×208H×270Dmmで、質量が7.0kg。
1998年の初代モデルからこれまで続いてきた「310」が、独自設計トゥイーター「JET」の最新世代「JET V」を新たに搭載するなど、大幅にリニューアル。JET Vを搭載するにあたり、徹底した高音質設計を随所に施したという。
JET Vでは、バッフル/リング部全てをアルミ・ダイキャスト製に変更。開口部も「JET III」の5ギャップから4ギャップ・デザインへと変更したことにより、放射特性を改善した。また、振動板に使用されるカプトンのアルミ電極パターンをより細く改良。これにより振動板の実行面積を20%拡大させている。これらの改良により、共振周波数を非常に低い値に抑え、可聴レンジから大きく遠ざけているという。
ウーファーも今回のために新設計した115mm Black AS-XR CONEを採用。クルトミューラーから供給を受けるセルロース・パルプとアルミのハイブリッド振動板を採用するほか、プレスされるクリスタルラインのパターンを新たに最適化している。あわせて、バッフル面はアルミ・ダイキャストに変更され、裏側に続くバスケットまでを一体成型とし強度を高めている。
また、樹脂製に比べ薄く造っても同等以上の強度を得る事が可能であるアルミ・ダイキャストを採用したことにより、りBS312用のウーファーは過去の310に比べラバーエッジが約50%向上しマグネットも強化。これにより同社ではさらなるロング・リニア・ドライブを実現したとし、「ELAC製の150mm ウーファーに匹敵する低域を115mmというハイスピードウーファーで得ることができた」としている。
加えて、ボイスコイル内径の拡大、共振周波数近くの振動を抑えるために内部へ配置されたアルミニウムリングも、アルミとパルプを張り合わせるグルー素材の見直しなど、徹底的にリファインしているという。
さらに、空芯コイルは踏襲しつつ、特注品の高品質パーツを多数採用するなど、ネットワークの見直しも実施。トィータセクションにMPT(ポリプロピレン・フィルム・コンデンサー)、ウーファー・セクションにMKT(金属処理されたポリエステル・フィルム・コンデンサー)を採用するなどしている。
また、バスレフダクトも新たに最適化。よりスムーズな放射と流動特性の改善を図った。
そしてスピーカーターミナルは400LINEで初めて用いられた「ソリッド・メカニカル・バインディング・ポスト」を採用。手に持った時のサイズ、回しやすさまでを計算して設計したという。
なお、ターミナル部はシングルワイヤー設計。バイワイヤー対応スピーカーを持っていても、バイワイヤー接続で使用されている状況は全体の数パーセントにとどまっているとのことで、シングルワイヤー使用時にジャンパープレートを介することでの音質面のデメリットなどを考慮し、敢えてシングルワイヤー設計を採用したという。
そのほか、1998年に発表された当初から変わらず採用されている、6.5mm厚のアルミ押し出し材を用いたキャビネットを継承。サイド部にはトゥイーターとウーファーの間に3本の凹凸が配されており、ウーファーの振動をキャンセルさせる機能性とデザインの両立を実現させたとしている。
【問い合わせ先】
ユキム
TEL/03-5743-6202
2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフスピーカー。ドイツで開催されたHIGH END 2013にて披露されていたモデル(関連ニュース)の日本市場投入が明らかになった格好だ。周波数特性は42〜50,000Hzで、能率が87dB(2.83V/1m)、インピーダンスが4Ω。外形寸法は123W×208H×270Dmmで、質量が7.0kg。
1998年の初代モデルからこれまで続いてきた「310」が、独自設計トゥイーター「JET」の最新世代「JET V」を新たに搭載するなど、大幅にリニューアル。JET Vを搭載するにあたり、徹底した高音質設計を随所に施したという。
JET Vでは、バッフル/リング部全てをアルミ・ダイキャスト製に変更。開口部も「JET III」の5ギャップから4ギャップ・デザインへと変更したことにより、放射特性を改善した。また、振動板に使用されるカプトンのアルミ電極パターンをより細く改良。これにより振動板の実行面積を20%拡大させている。これらの改良により、共振周波数を非常に低い値に抑え、可聴レンジから大きく遠ざけているという。
ウーファーも今回のために新設計した115mm Black AS-XR CONEを採用。クルトミューラーから供給を受けるセルロース・パルプとアルミのハイブリッド振動板を採用するほか、プレスされるクリスタルラインのパターンを新たに最適化している。あわせて、バッフル面はアルミ・ダイキャストに変更され、裏側に続くバスケットまでを一体成型とし強度を高めている。
また、樹脂製に比べ薄く造っても同等以上の強度を得る事が可能であるアルミ・ダイキャストを採用したことにより、りBS312用のウーファーは過去の310に比べラバーエッジが約50%向上しマグネットも強化。これにより同社ではさらなるロング・リニア・ドライブを実現したとし、「ELAC製の150mm ウーファーに匹敵する低域を115mmというハイスピードウーファーで得ることができた」としている。
加えて、ボイスコイル内径の拡大、共振周波数近くの振動を抑えるために内部へ配置されたアルミニウムリングも、アルミとパルプを張り合わせるグルー素材の見直しなど、徹底的にリファインしているという。
さらに、空芯コイルは踏襲しつつ、特注品の高品質パーツを多数採用するなど、ネットワークの見直しも実施。トィータセクションにMPT(ポリプロピレン・フィルム・コンデンサー)、ウーファー・セクションにMKT(金属処理されたポリエステル・フィルム・コンデンサー)を採用するなどしている。
また、バスレフダクトも新たに最適化。よりスムーズな放射と流動特性の改善を図った。
そしてスピーカーターミナルは400LINEで初めて用いられた「ソリッド・メカニカル・バインディング・ポスト」を採用。手に持った時のサイズ、回しやすさまでを計算して設計したという。
なお、ターミナル部はシングルワイヤー設計。バイワイヤー対応スピーカーを持っていても、バイワイヤー接続で使用されている状況は全体の数パーセントにとどまっているとのことで、シングルワイヤー使用時にジャンパープレートを介することでの音質面のデメリットなどを考慮し、敢えてシングルワイヤー設計を採用したという。
そのほか、1998年に発表された当初から変わらず採用されている、6.5mm厚のアルミ押し出し材を用いたキャビネットを継承。サイド部にはトゥイーターとウーファーの間に3本の凹凸が配されており、ウーファーの振動をキャンセルさせる機能性とデザインの両立を実現させたとしている。
【問い合わせ先】
ユキム
TEL/03-5743-6202
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