DSDディスク再生にも対応
アキュフェーズ、一体型SACDプレーヤー「DP-720」
アキュフェーズ(株)は、一体型SACD/CDプレーヤー「DP-720」を12月上旬に発売する。価格は1,155,000円(税込)。
SACD/CDに加えて、個人でパソコンなどを使って記録したDSFフォーマットによる2.8224MHz/2ch DSDディスクの再生も可能な一体型プレーヤー。セパレート型の「DP-900」「DC-901」のノウハウを導入しているという。
総重量9.5kgという重量級で高剛性のSACD/CDドライブは、剛性の高いメカニカルベースと一体化することにより、高精度で安定した信号読み取りを可能にしたという。
メカニカルベース部は、アルミブロックを高精密切削加工でメカニカルベース厚15mm、ベース固定用フレーム厚17.5mmに仕上げ、それらを重ね合わせた強固なフレーム構造で一体化した。また、面と面を併せるそれぞれのブロックは、背面度を50μm以下まで高めた高精度な面補正を施しているという。
光学系のマウント部分をつかさどるトラバース・メカニズムの軽量化を図り、ローディング・メカとアイソレートする緩衝材には厳選したシリコン系の粘性ダンパーを採用。4点フローティング方式でトラバース・メカを支える構造とした。
さらに、アルミブロックから削り出した1.4kgという重量級のブリッジを採用。同ブリッジを8個の六角ボルトでメカ・ベースに固定して一体化構造体を形成している。高速で回転するディスクの回転音や振動音が外部に伝わらないように、回転時の空気振動や回転気流まで計算した設計を採用しているという。
ディスクトレイもアルミブロック削り出しで、硬質アルマイト処理と梨地処理を施した。このトレイを専用モーターと複数のギアでコントロールし、デュアル・ステー構造のスチール製ベアリングシャフトによってスムーズに移動するローディング機構にした。
そして、トラバース・メカニズムとローディング・メカニズムのアイソレート、個々の金属部品の精密な面補正などで数々の振動・共振試験を繰り返してデータを解析。本体とピックアップ・ベースの共振を最小限に抑えているとしている。
そのほか、チャッキング用マグネット材にはネオジムを採用。8極着磁ヨークとすることで、ターンテーブルとディスクを均等に固定することでディスクの面ブレを低減している。
さらに、インシュレーターにはハイカーボン鋳鉄に特殊な熱処理を施すことで結晶構造を変化させて硬度をアップさせ、振動減衰特性をさらに向上させたアドバンスド・ハイカーボン鋳鉄を採用している。
また、信号読み取り用レーザー・ピックアップには、1つのレンズに発光波長650mm(SACD用)と780mm(CD用)の2種類のレーザーダイオードを配置した、1レンズ/ツインレーザーダイオードを搭載。これによってピックアップ全体の小型化を図ることにより、SACD/DCの切り替え時間およびアクセス時間短縮を実現した。また、音質を劣化させる原因のひとつである、ピックアップ制御用サーボ電流の変動を大幅に減らすこともできるため、信号読み取りを高精度で行うことができるという。
電源部には、駆動部と信号系を分離した2個の電源トランスと、カスタム仕様のフィルターコンデンサー(15,000μF/25)4個を採用している。
DSD信号の処理には、独自の「MDSD(Multiple Double Speed DSD)」方式を採用。FPGA(Field Programmable Gate Array)内のデジタル演算部で遅延させた複数のDSD信号を並列駆動のD/Aコンバーターで変換し、それぞれの変換出力を総加算することにより、移動平均フィルター精度を高めた。これらにより変換誤差の極小化と優れたハイカットフィルター機能を両立させたとしている。なお、PCM入力信号は遅延回路をバイパスして、従来通りMDS++方式D/Aコンバーターで変換される。
レベルコントロールはデジタル方式で、最大でマイナス80dBまで1dBステップのレベル調整が可能。
そしてアナログフィルター回路には「Direct Balanced Filter回路」を搭載。通過域の周波数特性が極めてフラットだという5次のバターワース型アナログフィルターを搭載することで、アンバランス/バランス回路の動作時の干渉を防ぐため完全独立で構成したローパスフィルターを採用した。
さらに、D/Aコンバーター部に4層基板、アナログフィルター部にはガラス布フッ素樹脂基板によるプリント基板を採用。誘電率が低く漏れ電流が少ないといった高周波特性に優れると同時に耐熱性にも優れるガラス布フッ素樹脂をオーディオ回路に仕様することにより、信号のピュアな伝送を可能にし、聴感上のSN比を大幅に改善したという。また、さらに銅箔面に金プレートを施すことでも音質の向上を図っている。
端子類には独自のオーディオ信号伝送「HS-LINK」の入出力や、192kHz/24bit対応の同軸入力とUSB、96kHz/24bit対応のオプティカル入力、および同軸出力端子などを装備。アナログ出力端子はXLRタイプとRCAタイプの2系統を装備している。
SACD/CDに加えて、個人でパソコンなどを使って記録したDSFフォーマットによる2.8224MHz/2ch DSDディスクの再生も可能な一体型プレーヤー。セパレート型の「DP-900」「DC-901」のノウハウを導入しているという。
総重量9.5kgという重量級で高剛性のSACD/CDドライブは、剛性の高いメカニカルベースと一体化することにより、高精度で安定した信号読み取りを可能にしたという。
メカニカルベース部は、アルミブロックを高精密切削加工でメカニカルベース厚15mm、ベース固定用フレーム厚17.5mmに仕上げ、それらを重ね合わせた強固なフレーム構造で一体化した。また、面と面を併せるそれぞれのブロックは、背面度を50μm以下まで高めた高精度な面補正を施しているという。
光学系のマウント部分をつかさどるトラバース・メカニズムの軽量化を図り、ローディング・メカとアイソレートする緩衝材には厳選したシリコン系の粘性ダンパーを採用。4点フローティング方式でトラバース・メカを支える構造とした。
さらに、アルミブロックから削り出した1.4kgという重量級のブリッジを採用。同ブリッジを8個の六角ボルトでメカ・ベースに固定して一体化構造体を形成している。高速で回転するディスクの回転音や振動音が外部に伝わらないように、回転時の空気振動や回転気流まで計算した設計を採用しているという。
ディスクトレイもアルミブロック削り出しで、硬質アルマイト処理と梨地処理を施した。このトレイを専用モーターと複数のギアでコントロールし、デュアル・ステー構造のスチール製ベアリングシャフトによってスムーズに移動するローディング機構にした。
そして、トラバース・メカニズムとローディング・メカニズムのアイソレート、個々の金属部品の精密な面補正などで数々の振動・共振試験を繰り返してデータを解析。本体とピックアップ・ベースの共振を最小限に抑えているとしている。
そのほか、チャッキング用マグネット材にはネオジムを採用。8極着磁ヨークとすることで、ターンテーブルとディスクを均等に固定することでディスクの面ブレを低減している。
さらに、インシュレーターにはハイカーボン鋳鉄に特殊な熱処理を施すことで結晶構造を変化させて硬度をアップさせ、振動減衰特性をさらに向上させたアドバンスド・ハイカーボン鋳鉄を採用している。
また、信号読み取り用レーザー・ピックアップには、1つのレンズに発光波長650mm(SACD用)と780mm(CD用)の2種類のレーザーダイオードを配置した、1レンズ/ツインレーザーダイオードを搭載。これによってピックアップ全体の小型化を図ることにより、SACD/DCの切り替え時間およびアクセス時間短縮を実現した。また、音質を劣化させる原因のひとつである、ピックアップ制御用サーボ電流の変動を大幅に減らすこともできるため、信号読み取りを高精度で行うことができるという。
電源部には、駆動部と信号系を分離した2個の電源トランスと、カスタム仕様のフィルターコンデンサー(15,000μF/25)4個を採用している。
DSD信号の処理には、独自の「MDSD(Multiple Double Speed DSD)」方式を採用。FPGA(Field Programmable Gate Array)内のデジタル演算部で遅延させた複数のDSD信号を並列駆動のD/Aコンバーターで変換し、それぞれの変換出力を総加算することにより、移動平均フィルター精度を高めた。これらにより変換誤差の極小化と優れたハイカットフィルター機能を両立させたとしている。なお、PCM入力信号は遅延回路をバイパスして、従来通りMDS++方式D/Aコンバーターで変換される。
レベルコントロールはデジタル方式で、最大でマイナス80dBまで1dBステップのレベル調整が可能。
そしてアナログフィルター回路には「Direct Balanced Filter回路」を搭載。通過域の周波数特性が極めてフラットだという5次のバターワース型アナログフィルターを搭載することで、アンバランス/バランス回路の動作時の干渉を防ぐため完全独立で構成したローパスフィルターを採用した。
さらに、D/Aコンバーター部に4層基板、アナログフィルター部にはガラス布フッ素樹脂基板によるプリント基板を採用。誘電率が低く漏れ電流が少ないといった高周波特性に優れると同時に耐熱性にも優れるガラス布フッ素樹脂をオーディオ回路に仕様することにより、信号のピュアな伝送を可能にし、聴感上のSN比を大幅に改善したという。また、さらに銅箔面に金プレートを施すことでも音質の向上を図っている。
端子類には独自のオーディオ信号伝送「HS-LINK」の入出力や、192kHz/24bit対応の同軸入力とUSB、96kHz/24bit対応のオプティカル入力、および同軸出力端子などを装備。アナログ出力端子はXLRタイプとRCAタイプの2系統を装備している。
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