DSD 128に新対応/SDカード対応など機能強化
ソニー、最上位ハイレゾウォークマン「NW-ZX2」を2月14日に国内発売
アンプからヘッドホンジャックへのグラウンド線材を、LRで分離させて配置することで信号経路もブラッシュアップ。これによってグラウンドにかかる共通インピーダンスを低減させ、ステレオ感の向上と音の歪み低減を図っている。
また、基板上のオーディオ回路レイアウトも最適化。グラウンド面積が約2倍になって回路全体の安定性が向上したことにより、中域の特性が向上したとしている。
さらに、部品接続用のハンダは純度99.99%以上の超高純度スズによる無鉛ハンダを使用。同社のハイエンドオーディオ製品と同様の手法をとっている。
加えて、クロックには44.1kHz系専用の水晶発信器を追加。48kHz系と2個のクロック発振を持たせて切り替えに対応させることで、CD/DSD系の44.1/88.2/176.4kHz、および48/96/192kHzいずれの信号にも完全に同期できるようにした。
そのほかの機能ではNFCにも対応。また、ボリュームのステップ数もZX1から2倍になった。
■充電しながらハイレゾ信号デジタル出力が可能なクレードなどのアクセサリーも
製品には本革のキャリングポーチなどが付属。これとは別に、前述のように液晶モニター面も保護できる左開き構造の本革ケース「CKL-ZX2」も同時発売する。
また、USBでのハイレゾ信号デジタル出力が可能なクレードル「BCR-MWJ10」も同時発売。こちらは今回のZX2だけでなくZX1、およびA10シリーズ、F880シリーズでも使用できる。
同製品ではウォークマンを充電しながらのハイレゾ信号デジタル出力が可能。また、クレードル電源部の内部コンデンサにはOS-CONを採用しているほか、USB接続によってPCからウォークマンへのデータ転送なども行える。加えて、クレードル接続時でもヘッドホンを使うことができる。
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