DSD 128に新対応/SDカード対応など機能強化
ソニー、最上位ハイレゾウォークマン「NW-ZX2」を2月14日に国内発売
電源部には電気二重層キャパシタを採用。バッテリーからアンプ部に電力を供給する大元のラインに電気二重層キャパシタを追加することで、瞬間的に大電力を供給できるようにした。こうして急激な電圧降下を防ぐことで正確な信号出力を行えるようにし、これによってもクリアで力強い低音域につなげているという。
加えて、ZX1の約2倍となる1,860mAhという電池容量、かつ電池保護回路の抵抗値もZX1の約半分となる19mΩを実現した電池パックを新規に開発して採用。192kHz/24bitのハイレゾ音源再生時で約33時間と、ZX1比で2倍以上となるロングバッテリーライフを実現したことに加え、電源強化によってボーカルや楽器の透明感の向上、音の立ち上がりやスピード感の強化、しまりのある力強い低音域も実現したとしている。
さらに、アンプ部分の電源系統も強化。チャージポンプ電源に、POSCAP3個をOS-CONに変更し、計7個のOS-CONを搭載するほか、フライングコンデンサにはフィルムコンデンサを採用した。これらは、引き締まった量感のある低音、クリアなボーカルと力強い中高域の実現につながるという。
また、電源基板には、伝導率がよく安定した電源供給が行えるという厚膜銅箔プリント基板を採用。同社製ポータブルアンプ「PHA-2」と同じ技術手法を採用することによって、ボーカルの定位の向上や、広々とした空間表現、濁りのない音色の再現を図ったという。
■オーディオラインも最適化/クロックは44.1kHz系用と48kHz系用を別々に
オーディオラインの最適化を行うことでも音質に配慮。ヘッドホン出力のLCフィルターには「スピーカーでも浸かるような大型のものをカスタムで採用した」というデジタルアンプ用の7mm角コイルと高品質メルフ抵抗を採用。低歪み、低抵抗化を図るとともに、熱雑音を抑えてノイズレベル低減を実現させた。
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