スタインバーグ、4イン2アウトDSPミキサー搭載192/24 USBオーディオIF「UR242」

（株）ヤマハミュージックジャパンは、ヤマハ（株）とスタインバーグ社の共同開発によるSteinbergブランドのUSBオーディオインターフェース「UR242」を3月下旬に発売する。価格はオープンだが、20,000円前後での実売が予想される。

本機は、4イン2アウトのDSPミキサーを搭載した192kHz/24bit対応のUSBオーディオインターフェース。MacやWindowsのほか、「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning - USBカメラアダプタ」を使うことでiPadとの接続にも対応する。製品には、192kHz/24bit対応のDAWソフトウェア「Cubase AI」ダウンロード版が付属する。

本体フロントの入力部には、Class-A ディスクリートマイクプリアンプ「D-Pre」を2基搭載。PAD搭載のコンボジャックを備えており、高感度マイクや大出力のライン機器など幅広い入力ソースに対応する。コンボジャックはTRSとXLRを使用可能で、Ch1のTRS入力はHi-Z切換えできる。そのほかに入出力端子は、TRS入力×2、TRS出力×2、MIDI入出力、USB 2.0×1を搭載。さらに、PHONE出力も1系統備えている。

DSPエフェクトは、上位モデルに搭載されている3つのモード、リバーブ「REV-X」、チャンネルストリップ「Sweet Spot Morphing Channel Strip」、ギターアンプ「Guitar Amp Classics」を内蔵。同種のVST3エフェクトも付属するため、レコーディング後のミキシングの際に、レコーディング時と同様の設定でエフェクト処理を行うことができる。

そのほか、インターネット動画配信などに便利な「ループバック機能」も搭載している。マイクやギターなど本体の入力端子に入力中のオーディオ信号と、PC内のソフトウェアで再生中のBGMなどのオーディオ信号を本機内で2チャンネルにミックスし、PCを通じてネット配信することができる。

上述の通り、「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning - USBカメラアダプタ」を使うことでiPadとの接続にも対応。別売のiPad向け音楽制作アプリ「Cubasis」などと組み合わせて、シンプルなレコーディング環境を構築できる。なお、iPadで「UR242」のDSPミキサーをコントロールできる「dspMixFx」は、App Storeから無償でダウンロード可能。

対応OSは、MacがOS X10.7.5/10.8.x/10.9.x/10.10（32bit/64bit）、WindowsがWindows 7 SP1/Windows 8/8.1（32bit/64bit）。

本体サイズは198W×47H×159Dmmで、質量は1.3kg。

【問い合わせ先】
スタインバーグ・コンピューターミュージック・インフォメーションセンター
TEL/0570-016-808