ミッド/ウーファーのフレーム部に新素材を採用

フォステクス、全ドライバーに純マグネシウム振動板を採用したスピーカー「G1003MG」

公開日 2015/03/23 18:48 編集部:小澤貴信
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フォステクスは、全ドライバーに純マグネシウム振動板を採用したスピーカーシステム「G1003MG」を5月下旬より発売する。価格は450,000円/1台(税抜)。

G1003MG

3ウェイ・バスレフ型のスピーカーシステムで、純マグネシウム振動板(純度99.9%)をトゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーの全ドライバーに採用したことが特徴。同社の3ウェイ以上のスピーカーシステムで、全ドライバーにマグネシウム振動板を採用したのは本機が初となる。

トゥイーターには20mmリッジドーム形状・純マグネシウム振動板を搭載。ミッドレンジ(2基)とウーファー(1基)には、高剛性により共振を分散する効果の高い100mm HR形状・純マグネシウム振動板を搭載する。全ドライバーの振動板素材の同一化により振動板自体の音色を揃えることができ、各楽器の響きと余韻がナチュラルに再現されることで、サイズを感じさせない魅力的な低音再生を実現したとしている。

リッジドーム形状・純マグネシウム振動板採用の20mmトゥイーター

100mm HR形状・純マグネシウム振動板を採用したミッドレンジ/ウーファー

ミッドレンジとウーファーには、新開発の高比重亜鉛ダイキャストフレームを採用。内部損失が大きくクセのない純マグネシウム振動板の利点を活かすため、フレーム素材に注目。従来のアルミダイキャストフレームよりも比重の高い亜鉛ダイキャストフレームを使用することで、振動板振幅の反作用による振動がエンクロージャーから音場空間に伝わりにくくなり、音の消え際の再現性が高まったとのこと。

高比重亜鉛ダイキャストフレーム

本機は設置性を考慮してフロアスタンディング型を採用。バッフルには33mm厚に積層した響きの良い音響専用のCE合板(フォステクスが開発した楠/ユーカリの合板)を採用し、各ドライバーを強固に支えている。また響きを揃えるためエンクロージャーの天地左右にCE合板(18mm)を採用。背面には振動を適度に減衰させる目的でMDF(15mm)を採用している。さらにエンクロージャー底面とベースボード間に空間をとることで、底面からの放射が抑制されず、立体的な音場表現が可能になるという。

クロスオーバーは200Hz/2kHz、再生周波数帯域は45Hz〜35kHz、音圧レベルは86dB/W(1m)、インピーダンスは6Ω(最小値4.2Ω/200Hz)。外形寸法は204W×1054H×322Dmm、質量は23.8kg。表面仕上げは全面がPEピアノ光沢塗装仕上げとなる。

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