プレス向けに発表会開催
<ヘッドホン祭>話題の11.2MHz DSD対応DAC内蔵ポタアン CHORD「Mojo」初披露
フジヤエービック主催のヘッドホン/イヤホン関連イベント「秋のヘッドフォン祭 2015」が東京・中野サンプラザにて開催されている。(株)アユートは、11月14日発売を予定している英国CHORD ElectronicsのDAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「Mojo」の実機を本イベントで初公開しており、24日にはプレス向けに改めて製品の発表会も開催した。
リリース直後から各所で話題を集めているMojoは、最大768kHz/32bitのPCM、およびDSD256(11.2MHz DSD)のネイティブ再生をサポートするDAC内蔵ポタアン。独自のアルゴリズムをインストールしたザイリンクス社の新世代Atrix7 FPGAによるD/A変換を採用していることが特徴で、さらに最大800Ωのヘッドホンをドライブできる駆動力も備えている(関連ニュース)。直販サイトでは73,440円(税込)で販売する。
ヘッドフォン祭会場で開催された発表会では、CHORD Electronics CEO ジョン・フランクス氏らが登場し、本機の開発における想いを語った。
従来モデル「Hugo」は、“モバイル”をテーマに設計した製品だった。Hugoは実際にオーディオファンからの評価は高くヒットしたが、ユースケースとしてはデスクトップが多かったそうで、同社ではその枠を超えなかったとみていたとのこと。そこで同社では改めてポータブルオーディオ市場に向けて、Hugoの性能を踏襲しながら筐体をより小型化し、電力消費も抑えたモデルの開発をスタート。そして完成したのが今回のMojoだ。
フランクス氏は「Hugoの音質や性能にももちろん満足している」と語った上で、「ただ、さらに劇的に電力消費を抑えながら、Hugoレベルのクオリティを実現するために少し時間がかかった」と述べた。上述の通り、最新の第7世代FPGAを採用していることは本機の大きな特徴であり、同社ではこのFPGAに「どういったDACプログラムを書き込むか」がCHORDとしての技術力と製品の品質に直結するとアピール。フランクス氏と24年間にわたって製品開発のタッグを組んでいる、ソフトウェア設計のスペシャリスト ロバート・ワッツ氏によるDACプログラムによって、製品のクオリティを高めていることをアピールしていた。
CHORDでは本機を「モバイルマーケットに注力した設計」と語っており、モバイル環境でスマホに組み合わせて音楽を楽しむことを想定している。Mojoのネーミングの由来も「Mobile Joy」で、モバイルで音楽を楽しむことをメッセージとして伝えている。
「楽しみ方」の一例としては、ヘッドホン出力を2系統備えていることも特徴の1つで、2人の人間で音楽をシェアすることもできるようになっている。また、側面に備える電源ボタンはくるくると回すことも可能で、持っているときに手触りも楽しめるように設計したという。また、Hugoから引き続き、入力音源のサンプルレートによって搭載するランプの色が変わるギミックも備えている。
同社では今後、Mojo向けのアクセサリーも展開予定とのこと。iPhoneと直結させられるアタッチメントや、Wi-Fi経由で接続できるモジュール、カードリーダーをMojo本体に装着してSDカード内の音楽をそのまま読み込めるアクセサリーなどを開発中であるという。iPhone用のアタッチメントを11月頃から展開する予定とのことだ。
また、フランクス氏は同社のポータブルオーディオ製品開発にあたって「日本のオーディオファンの熱狂する姿に感銘をうけた」とも語った。「こういう市場に向け、しっかりした製品を出したいと思った。ハイエンドオーディオで培ったCHORDのテクノロジーをもって貢献したいと考えた」と、日本のオーディオファンに向けてメッセージを寄せた。
リリース直後から各所で話題を集めているMojoは、最大768kHz/32bitのPCM、およびDSD256(11.2MHz DSD)のネイティブ再生をサポートするDAC内蔵ポタアン。独自のアルゴリズムをインストールしたザイリンクス社の新世代Atrix7 FPGAによるD/A変換を採用していることが特徴で、さらに最大800Ωのヘッドホンをドライブできる駆動力も備えている(関連ニュース)。直販サイトでは73,440円(税込)で販売する。
ヘッドフォン祭会場で開催された発表会では、CHORD Electronics CEO ジョン・フランクス氏らが登場し、本機の開発における想いを語った。
従来モデル「Hugo」は、“モバイル”をテーマに設計した製品だった。Hugoは実際にオーディオファンからの評価は高くヒットしたが、ユースケースとしてはデスクトップが多かったそうで、同社ではその枠を超えなかったとみていたとのこと。そこで同社では改めてポータブルオーディオ市場に向けて、Hugoの性能を踏襲しながら筐体をより小型化し、電力消費も抑えたモデルの開発をスタート。そして完成したのが今回のMojoだ。
フランクス氏は「Hugoの音質や性能にももちろん満足している」と語った上で、「ただ、さらに劇的に電力消費を抑えながら、Hugoレベルのクオリティを実現するために少し時間がかかった」と述べた。上述の通り、最新の第7世代FPGAを採用していることは本機の大きな特徴であり、同社ではこのFPGAに「どういったDACプログラムを書き込むか」がCHORDとしての技術力と製品の品質に直結するとアピール。フランクス氏と24年間にわたって製品開発のタッグを組んでいる、ソフトウェア設計のスペシャリスト ロバート・ワッツ氏によるDACプログラムによって、製品のクオリティを高めていることをアピールしていた。
CHORDでは本機を「モバイルマーケットに注力した設計」と語っており、モバイル環境でスマホに組み合わせて音楽を楽しむことを想定している。Mojoのネーミングの由来も「Mobile Joy」で、モバイルで音楽を楽しむことをメッセージとして伝えている。
「楽しみ方」の一例としては、ヘッドホン出力を2系統備えていることも特徴の1つで、2人の人間で音楽をシェアすることもできるようになっている。また、側面に備える電源ボタンはくるくると回すことも可能で、持っているときに手触りも楽しめるように設計したという。また、Hugoから引き続き、入力音源のサンプルレートによって搭載するランプの色が変わるギミックも備えている。
同社では今後、Mojo向けのアクセサリーも展開予定とのこと。iPhoneと直結させられるアタッチメントや、Wi-Fi経由で接続できるモジュール、カードリーダーをMojo本体に装着してSDカード内の音楽をそのまま読み込めるアクセサリーなどを開発中であるという。iPhone用のアタッチメントを11月頃から展開する予定とのことだ。
また、フランクス氏は同社のポータブルオーディオ製品開発にあたって「日本のオーディオファンの熱狂する姿に感銘をうけた」とも語った。「こういう市場に向け、しっかりした製品を出したいと思った。ハイエンドオーディオで培ったCHORDのテクノロジーをもって貢献したいと考えた」と、日本のオーディオファンに向けてメッセージを寄せた。