クアッドマッチド12AU7を搭載

DS AUDIO、初の真空管フォノイコライザー「TB-100」、来年1月発売。税込242万円

公開日 2024/12/03 09:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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(株)デジタルストリームは、同社が展開するDS AUDIOブランドより、初の真空管フォノイコライザー「TB-100」を2025年1月7日より発売する。価格は2,420,000円(税込)。今年のミュンヘン・ハイエンドで発表され、先日の「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」でもお披露目されたモデルの正式な価格や発売日が発表されたものとなる。

DS AUDIO 光カートリッジ対応真空管フォノイコライザー「TB-100」

同社が提供する光カートリッジ専用のフォノイコライザー。本機のために厳選されたクアッドマッチドECC82(12AU7)を4本搭載。各チャンネルごとに内側に電圧増幅用、外側に出力バッファー用の真空管を配置。シングルアンプを2段重ねたシンプルな増幅段と低インピーダンスのカソードフォロワー出力段という構成になっている。

さらに社内の専用ツールで真空管の動作状態のばらつきを1%以内(0.1dB以内)に抑えるように設計。左右チャンネルの位相を正確に揃え、10Hzから70kHzにわたる広帯域で-1dB以内のフラットな周波数特性を実現するとしている。

左右対称のツインモノアンプ構造を採用し、完全に独立したグラウンドと電源トランスを搭載。左右チャンネルの相互干渉も排除している。

またLED電源および、フォトダイオードの負バイアス電圧専用の低ノイズ定電圧電源を搭載。左右のフォトダイオードには個別の電源回路と電源トランスを搭載することで、カートリッジに供給される電圧のさらなる安定性を追求している。

入力・出力端子はそれぞれRCAを採用。出力インピーダンスは約700Ω、定格出力は500mV(1kHz)。サイズは440W×150H×482Dmm(端子含む)、質量は18.7kgとなっている。

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