縦型・横型の2機種をラインナップ
三洋、フルHD 60p記録対応のデジタルビデオカメラ“Xacti”2モデルを発売
■世界市場を見込み“Xacti"に横型モデルを投入 − 2010年度に200万台生産を目指す
三洋電機(株)は21日、デジタルビデオカメラ“Xacti(ザクティ)"新製品の世界同時記者発表会を開催し、前述のフルHDモデル「DMX-HD2000」「DMX-FH11」のほか、HDモデルとして防水仕様の「DMX-CA9」「DMX-WH1」、スリムボディが特徴の「DMX-CG10」の3シリーズ計5機種を発表した(関連ニュース)。海外市場を見込み“Xacti"シリーズ初の横型モデルも投入する。
本発表会は、日本以外にもニューヨーク、ロンドン、トロントなど計8ヵ国で同時開催するという同社初の試みがなされた。東京で行われた発表会では、同社執行役員でデジタルシステムカンパニー DI事業部 事業部長の田淵潤一郎氏が登壇し、“Xacti"を取り巻く市場動向について説明を行った。
田淵氏は、ビデオカメラの世界市場において、SDカードの大容量化・低価格化に伴い、SDカードタイプのモデルが2011年度には72%のシェアに成長すると予測。また国内市場においては、ハイビジョンモデルのシェアはHD対応テレビなどの普及に伴い、2011年には94%に達すると予測する。これらの市場予測を踏まえて新製品はすべてハイビジョン対応モデルとしたことを説明した。
同社は昨年8月に、OEM生産を含むデジカメの年間生産台数を2010年度に2,000万台、そのうちXactiの販売台数を200万台へと引き上げる計画を発表している(関連ニュース)。08年度のXactiの販売台数は70万台を達成したが、今後は09年度で100万台、10年度で200万台突破を目指していく。
続いて登壇した同事業部 DI企画部 部長の豊田秀樹氏は、新製品5機種の特徴や機能について説明した。またXactiの開発コンセプトとして、1台でムービーも写真もどちらも綺麗に撮影できる「チャンス」、小型軽量でどこにでも持ち歩ける「カジュアル」、PCやテレビなどのネットワークとの親和性が高い「コミュニケート」という3つのキーワードを紹介した。
記者から横型モデルの投入はXactiのイメージを壊すおそれはないかと問われると「横型もここまでコンパクトならば日常的に持ち歩くビデオカメラというXactiのコンセプトにあうと判断した。またグローバル市場を考慮し、幅広いユーザーに対応するため横型モデルの投入を決めた」と回答していた。
【問い合わせ先】
三洋電機(株) デジタルシステムカンパニー
デジカメお客さま相談係
TEL/072-870-4184
関連リンク
- ジャンルSDカードムービー
- ブランドSANYO
- 型番DMX-HD2000
- 発売日2009年2月6日
- 価格¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
●カメラ部有効画素数:静止画 約800万画素、ムービー 約531万画素(フルHD/HD)/約200万画素(SD) ●撮像素子:1/2.5型 約810万画素原色CMOSセンサー ●記録媒体:SDメモリーカード(32GB SDHC メモリーカードに対応) ●記録フォーマット:静止画 JPEG形式、ムービー SO標準MPEG-4 AVC/H.264規格準拠 ●ムービー最低被写体照度:約6ルクス(オートモード、1/30秒) ●モニター:2.7型低温ポリシリコンTFTカラーワイド液晶 (透過型) 約23万画素 ●電源:リチウムイオン電池×1、DB-L50付属 ●外形寸法:90.0W×112.6H×54.5Dmm (突起部除く) ●質量:約311g(電池、SDメモリーカード込み)
- ジャンルSDカードムービー
- ブランドSANYO
- 型番DMX-FH11
- 発売日2009年4月24日発売
- 価格¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
●カメラ部有効画素数:静止画 約800万画素、ムービー 約531万画素(フルHD/HD)/約200万画素(SD) ●撮像素子:1/2.5型 約810万画素原色CMOSセンサー ●記録媒体:SDメモリーカード(32GB SDHC メモリーカードに対応)、内蔵メモリー 約8MG ●記録フォーマット:静止画 JPEG形式、ムービー SO標準MPEG-4 AVC/H.264規格準拠 ●ムービー最低被写体照度:約6ルクス(オートモード、1/30秒) ●モニター:3.0型低温ポリシリコンTFTカラーワイド液晶 (透過型) 約23万画素 ●電源:リチウムイオン電池×1、DB-L50付属 ●外形寸法:53.3W×57.3H×105.0Dmm (突起部除く) ●質量:約346g(電池、SDメモリーカード込み)