パナソニック、「VIERA最高画質」のプラズマ/液晶VIERA“Vシリーズ”を発売
■液晶テレビは高効率な新「IPSαパネル」を搭載
また液晶テレビ2モデルは新「IPSα液晶パネル」を搭載。従来パネルでは、遮断されていたバックライトからの光を、高効率光利用シートにより、偏光板を通過できる光に変換。これによりバックライト光を効率よく利用でき、バックライトの本数を削減することができる。
120Hz駆動を行うほか、動き部分にフォーカスして黒挿入を行う「モーションフォーカス」技術も搭載。これにより動画解像度900本を実現し、従来製品から動画ボヤケを改善した。
また、バックライトの輝度を映像に応じてリアルタイムに制御する「インテリジェントバックライトコントローラー」、同じく映像の特徴に応じて1フィールドごとにガンマカーブなどを調整する「ダイナミックコントラストエンハンサー」も搭載する。同社では、この2つの機能をあわせて「WコントラストAI」として訴求している。なお、コントラスト比は従来モデルの1万対1相当から2万対1相当にスペックアップしている。
液晶モデルでも省エネ性能が進化し、バックライトの光の効率を高めた進行増や回路の集積化、また特殊な光学シートの採用などにより、37V型で約35%、32V型で約29%の年間消費電力削減を達成した。
音質面では、Zシリーズにも搭載された新開発の「バーチャル3Dサラウンドシステム」を搭載。周波数制御に、通常のバーチャルサラウンドで使われる逆マトリックス関数を用いず、新たに周波数スペクトルを採用。「くわしいことは説明できないが、スペクトルを解析し、一番効果的な部分を取り出して使う、というイメージ」(同社説明員)。音響伝達関数の分析や音像の研究成果をアルゴリズムに採用し、従来よりもエリアが広く、また広がり感も高いバーチャルサラウンド再生を実現したという。
また、サウンドモードにはスタンダード/スタジアム/ミュージック/シネマ/ニュースの5つのモードを装備している。
次ページ「アクトビラ ビデオ・フル」対応などネット機能も充実