ウォークマンSPも4機種を参考出展
ソニー、3D VAIOや「Reader」などをディーラーコンベンションで公開
■デジタルフォトフレームに新モデル登場
カメラについては、ビデオカメラとデジタルカメラという区分けを取り払い、デジタルイメージング商品全体が、渾然一体となって展示されているのが特徴だ。
最近発表されたばかりのα55/33を大きくフィーチャー。新開発の透過型ミラーを搭載したことによる高速・高精度なフォーカシングが行えることはもちろん、AVCHDのフルHD動画が撮影できることを大きくアピールしていた。両機は9月10日に発売されるが、ソニーマーケティングの栗田社長によると、予約が非常に好調なのだという。
さらにサイバーショットでは、フルHD動画が撮影できるということはもちろん、1,920×1,080/60i記録の、動きの滑らかさも強調。1,280×720/30p記録との比較デモを行って、その優位性をアピールしていた。
もちろん、ハンディカムについても、CX/XR550Vなどの現行製品のほか、α55などと同じく9月10日発売となるレンズ交換式ビデオカメラ「NEX-VG10」も展示。実際に女性モデルを撮影し、その性能を確かめることができた。
デジタルフォトフレームの新モデルも参考出展。1つはAVCHDの再生に対応したモデルで、画面サイズは10型と8型の2種類を用意。画面解像度はSWVGAで、TruBlack液晶を採用している。内蔵メモリーは2GB。
もう1つの参考出展モデルはバッテリー駆動の製品で、画面サイズは8型、解像度はSVGA。内蔵メモリーは2GBとなる。内蔵バッテリーで2時間駆動することができ、「家庭内で持ち歩いて、家族全員で写真を見るといった用途を想定している」(説明員)という。バッテリーの交換はできない。
なお上記の2モデルはあくまで参考出展で、国内での展開は未定という。
■フルHD 3D VAIOの試作機を公開
VAIOについては、IFA 2010でも発表された、フルHD 3D対応VAIOの国内投入がアナウンスされたことが大きなトピックだ。2011年春までに発売を開始する予定という。
試作機は16インチ、フルHDのディスプレイを搭載し、パネルは240Hzで駆動する。バックライトはLED。現在、240Hz駆動のノートPC向け液晶パネルは存在しない。このため、パネルには独自開発の技術が多数盛り込まれているという。
3D映像はフレームシーケンシャル方式で、立体視を行うには3D BRAVIAと同様、アクティブシャッター方式の3Dメガネを装着する必要がある。なお、映像と3Dメガネを同期させる赤外線トランスミッターは、試作機では画面上部に内蔵されている。
また試作機はBRAVIAと同等の2D-3D変換機能、Blu-ray 3D再生対応ドライブなども搭載。HDMI出力端子も備え、3D BRAVIAに3D映像を表示させることもできる。