ウォークマンSPも4機種を参考出展
ソニー、3D VAIOや「Reader」などをディーラーコンベンションで公開
■新ノイズカット技術搭載レコーダー、話題のヘッドホンも展示
ICレコーダーについては、ICD-SXシリーズとICD-UXシリーズに新モデルが追加され、新たなノイズカット技術が搭載されるようだ。参考出展というかたちで、新モデルが多数展示されていた。
従来のモデルでは、低域と高域のフィルターを使って単純にノイズをカットしていたが、新方式では、ノイズ部分だけを引き算し、全帯域でノイズをカットする。これにより、音声を自然に保ちながら、プロジェクターのファンノイズなど、通常は除去しにくいノイズもキレイに取り去ることが可能になる。
ヘッドホン/イヤホンでは、先日発表されたカナル型イヤホン4機種(関連ニュース)、モニターヘッドホン5機種(関連ニュース)を展示。実際に音を確かめることができ、来場者の注目を浴びていた。
■「Reader」に最大の注目が集まる
そして、広大なフロアを埋め尽くした出展スペースの最後に用意されていたのが、電子書籍端末「Reader」。最も多くの報道陣が取り囲み、話題の端末を試そうと躍起になっていた。
展示されていたのは海外モデルで、6インチの「Reader Touch Edition」(北米価格229.99ドル)、5インチの「Reader Pocket Edition」(北米価格179.99ドル)。ともにe-inkの電子ペーパーを搭載し、16階調のグレースケール表示が可能。ディスプレイ解像度は800×600ピクセルだが、電子ペーパーの特性により、同等解像度の液晶ディスプレイに比べ遙かに高解像度に見える。
タッチ操作によってページ送りを行ったり、メモを記入したりすることも可能。また軽量であることも特徴で、5インチモデルは155g、6インチモデルは215g。
なお、北米では7インチ画面の最上位機「Reader Daily Edition」も販売されているが、今日の展示にはDaily Editionは1台だけしか置かれておらず、展示の中心はTouch/Pocketだった。
そのほか、昨日発表されたばかりの、3D SXRDプロジェクター「VPL-VW90ES」「VPL-HW20」、またAVアンプ「TA-DA5600ES」などについては、視聴ルームで展示。独自開発の“I-ARRAY System”を採用したスピーカー「SS-NA2ES」も展示されていた。