iOS/Android操作対応機器も増殖
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■BDプレーヤーはすべてBlu-ray 3D対応
BDプレーヤーは計4機種を発売し、すべてBlu-ray 3Dの再生に対応するとともに、BRAVIA Internet VideoやQriocityにも対応している。さらに4機種は、iOS/Androidアプリ「Media Remote」を用いて操作することも可能だ。
「BDP-S780」「BDP-S580」「BDP-S480」の3機種は3月発売で、DLNAクライアント機能も備えるほか、後述するHomeShare機能にも対応する。またS780/S580の2機種はIEEE802.11n対応のWi-Fi機能を内蔵。S480もUSBアダプターを使用することでWi-Fiに対応できる。価格の目安はS780が250ドル、S580が200ドル、S480が180ドル。
BDプレーヤーのエントリーモデル「BDP-S380」もUSBアダプターによりWi-Fiに対応。DLNAクライアント機能は備えていないものの、BRAVIA Internet VideoやQriocityには対応している。2月に150ドル程度で販売を開始する。
なお上述したHomeShareは、DLNA対応に加えて独自の新機能“PARTY STREAMING”を搭載した製品。サーバー上の音源を複数の部屋にある対応機器に配信、再生したり、BDプレーヤーなどの音源を対応機器でシンクロ再生したりして、家中で同じBGMを楽しむことができる。
さらに、10.1インチでWSVGA解像度のディスプレイを搭載した、同社初のポータブルBDプレーヤー「BDP-SX1000」も今春発売する。価格は300ドル程度の見込み。バッテリー持続時間は5時間で、画面を180度スイーベルさせることができる。
■Blu-ray 3D対応のシアターシステムも登場
ホームシアターシステムは、「BDV-E780W」「BDV-E580」「BDV-E280」の3モデルが登場した。3月〜4月にかけて発売し、価格はE780が600ドル、E580が500ドル、E280が400ドル程度。
3モデルともBlu-ray 3Dの再生に対応。上位2機種はWi-Fi内蔵で、DLNAクライアント/HomeShareにも対応する。また“Media Remote”アプリによってiPhone/iPod touchおよびAndroid対応機で操作することもできる。
エントリー機のE280はUSBアダプターでWi-Fiに対応するが、DLNA/HomeShareには非対応で、“Media Remote”アプリでの操作も行えない。
■DLNA/HomeShare対応のネットオーディオ機器
ネットワークオーディオ機器も非常に充実している。HomeShare Wi-Fiに対応したスピーカーでは、「SA-NS400」「SA-NS300」の2機種をラインナップする。3月に発売を開始し、NS400は300ドル程度、NS300は200ドル程度で販売する。
2機種はHomeShareにより、PCや対応BDプレーヤーから無線で送られた音声を再生できるほか、DLNA経由で送信された音声を再生することも可能と、活用範囲は広い。また、360度に音を広げる機能も備えている。
また、HomeShare Wi-Fi対応のiPhoneドックスピーカー「NAS-SV20i」「NAC-SV10i」も3月に発売。価格はSV20iが300ドル程度、SV10iが230ドル程度。iPhoneやiPodの音声を再生できるだけでなく、無線LAN経由の音声のストリーミング再生にも対応している。
なお、ここまで紹介した4機種は、すべて“Media Remote”アプリでの操作に対応。ただし「SA-NS400」「SA-NS300」の2機種は、後日アップデートで対応する予定だ。
このほか、HomeShare Wi-Fi対応のユニバーサルリモコン「RMN-U1」も3月に300ドル程度で発売する。本機はWi-FiやIRを使って、ホームシアターシステムやHomeShare Wi-Fi機器の操作が行える。PCでのプログラムを行わずに、シンプルな操作で設定が行える点も特徴だ。