3D映像も超解像で高画質
東芝、「レグザエンジン CEVO Duo」搭載“REGZA”「ZG2」 − 6ch同時録画対応の薄型オールインワンモデル
ネットワーク、サウンド系のスペックも充実
「レグザ番組表・ファイン」には、「おすすめサービス」との連動機能が採用された。人気番組にはタイトルに“王冠”のアイコンが表示される。ランキング上位の番組はリアルタイムに番組表へ反映される仕組みとなっている。さらに番組表自体の起動時間も高速化され、スタンバイ状態からリモコンで起動する時間はZ1シリーズの約1.8秒に対し、ZG2シリーズでは約0.3秒となった。動作レスポンスもより速くなり、番組表の縦・横ページスクロール時の全画面書き換えに要する時間は、Z1シリーズの約1.5秒から、ZG2シリーズでは約0.3秒に短縮された。
3Dライクな奥行き感のあるUIを実現した「レグザメニュー」がZ2シリーズ同様に搭載され、グラフィカルな3Dアニメーションによる直感的な操作が行える。なお、テレビの映像を表示しながら「レグザメニュー」アイコンを透過表示することもできる。
ネットワーク機能は、DLNAのデジタルメディアプレーヤー(DMP)デバイスクラスに対応しており、DLNA(DTCP-IP)対応のレコーダーに録画した番組、LAN-HDDなどメディアサーバーに保存した番組をテレビ側からコントロールして視聴できる。本機にデジタルメディアサーバー(DMS)機能は搭載されていないが、本機の外付USB-HDDに録画した番組をDTCP-IP対応サーバーにダビングすれば、他のDLNA対応テレビなどからもネットワーク経由で再生できる。またDMS機器内のコンテンツをDMC機器で操作し、本機で表示するDMR機能にも対応している。
テレビで録画したコンテンツは、通常のLANケーブルを使ったダビングのほか、HDMIイーサネットチャンネル(HEC)機能により、HDMIケーブルで接続したREGZAブルーレイにダビングできる。本機能に対応するREGZAブルーレイは「RD-BZ810/BZ710/BR610」「RD-X10/BZ800/BZ700/BR600」「D-BR1」。なおテレビで録画した番組のチャプター情報は、HDMI/LANでのダビング時にレコーダーへ継承できるようになった。このチャプター継承の、テレビ側の対応機種はZG2/ZP2/Z2シリーズ、BDレコーダー側の対象機種はRD-BZ810/BZ710/BR610。
またテレビとレコーダーをレグザリンクで接続した状態で、レコーダー側で1枚のディスクに収まるよう圧縮してダビングできる「ぴったりダビング」も搭載。テレビのGUIから簡単に操作して行える。なおHDMIによるレグザリンク・ダビングを有効にした場合、LAN端子は使えなくなる。
レグザリンク・ダビングは対応する東芝のノートPCでも利用でき、PC側にインストールされた専用アプリケーションを使ってBDに残したり、MPEG-4のファイルに自動でトランスコードしてSDメモリーカードに保存できる。(対応機種の一覧)
そのほかネットワーク系の機能では、テレビを家庭内LANネットワークに接続した環境では、スカパー!HDチューナーからREGZAブルーレイに録画した番組をテレビから呼び出して再生できる。スカパー!HDチューナーとの連動録画には対応しない。ひとつの画面にデジタル放送の2番組を同時に表示したり、インターネットとの2画面表示にも対応した「ダブルウインドウ2」「ネットダブルウインドウ」機能も搭載している。
「Compatible with Windows7」認証も取得しており、OSの「Play To」機能によりPCのHDDに保存した映像や音楽をLAN経由でREGZAに表示し、コンテンツの再生・停止操作などをPCから行うことが可能。「Wake on LAN」機能にも対応している。IPTV機能では、YouTube/Yahoo! JAPAN/アクトビラ ビデオ・フル/ひかりTVのサービスに対応する。
本体にはSDメモリーカードスロットを設け、メディアプレーヤー機能ではビデオカメラなどで撮影したAVCHD動画やMP3形式の音楽ファイル、JPEG静止画の再生が行える。REGZA Phoneに保存した静止画写真を、ホームネットワーク経由でテレビにつないで表示する連携機能も備えている。
また“Regza Apps Connect”(関連ニュース)のアプリは、新しいZG2/Z2/Z2シリーズでも利用可能になった。
ZG2シリーズのスピーカーは、昨年夏に発売されたパネル部の奥行き29mmというスリム設計を実現した「REGZA F1シリーズ」(関連ニュース)と基本構成は同じ。マルチボイスコイル搭載の20mm厚スリム・フルレンジユニットをダブルで搭載し、振動板にはマイカ混紡パルプ素材振動板とネオジウムマグネットを採用する。振動板は成形時に発泡成形することで鮮明な中高域再生と低歪み再生を両立させている。またフェノールダンパーにより、小型ながら優れた低音特性を獲得した点も特徴のひとつ。このユニットを片側に2基搭載することにより、音圧の向上を図っている。さらに低域の量感を高めるため、デュアルエッジ構造によるダンパーレスの薄型サブウーファーを本隊背面に搭載した。
それぞれのスピーカーの特性を活かすため、フルレンジとウーファーの低域遮断特性が最適化されており、背面に配置したウーファーの音道が正面配置のフルレンジと異なる点も補正し、最適な位相特性となるよう時間軸の補正が行われている。これにより音像の定位感がより高まっているという。
アンプはフルレンジ/サブウーファー専用にそれぞれ10Wのデジタルアンプを備え、合計30Wの出力を獲得。スピーカーが発する音響パワーを測定演算し、周波数特性をフラットにする音響パワーイコライザー「CONEQ」の256バンド型を搭載し、ソースに含まれる原音を忠実に再現する。
テーブルトップスタンドはZ2シリーズと同じ三日月デザインを採用。ZG2シリーズは新たにアルミ削り出しとし、色もシルバーになった。またパネル部は、帯電防止素材でホコリの付着を防ぐ「ホコリクリア」に対応している。
スタンドは「転倒防止ネジ穴」を使って、付属の木ネジでテレビ接地面に直接固定することができ、前後への転倒を防止する。スタンドの背面には2箇所のフックにヒモなどでくくりつけて、付属のクリップを使ってテレビ背面の壁や柱に固定できる。またラック上にテレビを設置する際などに便利な「転倒防止バンド」も付属する。
その他、55ZG2は「レグザエンジンCEVO Duo」とLEDバックライト採用の新IPSパネルとの相乗効果により、年間消費電力量158kWh/年を実現。従来機と比較して年間消費電力の約15%減を達成した。47ZG2も年間消費電力を約10%減まで抑えている。なお、55ZG2の消費電力は215W、待機時の消費電力は0.12W。テレビ画面を消した状態で、タイムシフトマシン録画を実行している際の消費電力については非公開となっている。
梱包箱もスリム化を図っており、42ZG2は厚さ約12.7cmを実現。従来機42ZG1との比較では容積で約38%減を達成した。55ZG2は約34%、47ZG2は約25%減となっている。
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東芝 テレビご相談センター
TEL/0120-97-9674
関連リンク
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番55ZG2
- 発売日2011年5月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格490,000円前後)
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
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- 型番42ZG2
- 発売日2011年5月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)