白物家電もスマート化
<CES>サムスンの55V型有機EL/スマートTVの実力をチェック
2012 International CESの会場で、最も活気に溢れ、来場者で溢れ帰っていたのが韓国サムスンのブースだ。かつては日本メーカーがCESの話題の中心だったが、今や最も人が集中するブースは韓国勢だ。
ブースの広大さもさることながら、プレスカンファレンスで発表された55V型の有機ELディスプレイをはじめ、スマートTV、スマートフォン、タブレット、イメージング製品、白物家電まで総合家電メーカーとして展示内容は多岐に渡り、あちこちに目新しい発見があった。
■55V型有機ELに4K2Kテレビと高画質テレビも積極展開
テレビ関連で最も注目を集めていた55V型有機ELディスプレイは、入口に大々的に展示されていた。既報(http://www.phileweb.com/news/d-av/201201/10/30073.html)の通り同社の“Super OLED”技術を搭載。RGBのサブピクセルで発光する有機EL素子を採用したもので、高コントラスト、広色域、高速応答性が三拍子揃ったモデルとなる。
あくまでも会場ブースのデモ機の印象だが、コントラストの高さは一目瞭然で、全黒からダイナミックに立ち上がり、精細感、色階調にも気になるような違和感はない。「究極のテレビ」(Ultimate TV)というキャッチフレーズどおりの完成度が期待できそうだ。
ブースに入ってテレビの高画質技術を展示するスペースには、70V型の4K2Kテレビも展示されていた。こちらも4K2Kという大まかなパネル解像度以外の説明はなかったものの、解像度だけでなくコントラストの高さも感じられた。デモしていた映像ソースは4Kだが、超解像処理を行ったような先鋭感のあるものではなく、ナチュラル志向の画質だった。発売時期については説明員が「4Kソースがないので発売は未定」とコメント。4K対応の高精度なアップコンバート技術と共にデビューさせることを考えているのかもしれない。
現行のテレビについては、最大サイズの70V型テレビを始めとした各機種の展示と、搭載された高画質技術のデモが行われている。バックライトブリンキングの領域を極小化する技術、ネット映像を高画質化する技術、黒側の階調を改善する技術などが中心で、超解像技術についてはアピールしていないようだ。
3D関連はデモ機も少なく、ほとんどスペースを割いていないものの、YouTubeコンテンツの3D視聴、映像配信による画像、BD映像の視聴デモを行っていた。ここで注目したいのはサムスンの新しい3Dメガネで、20gを切る重さと、独自のツルの構造が快適な掛け心地を実現しており、一見するとアクテブシャッター方式と分からないほどだ。USB充電方式で、1分の充電で2時間視聴、30分充電で40時間の視聴に対応するという。
ブースの広大さもさることながら、プレスカンファレンスで発表された55V型の有機ELディスプレイをはじめ、スマートTV、スマートフォン、タブレット、イメージング製品、白物家電まで総合家電メーカーとして展示内容は多岐に渡り、あちこちに目新しい発見があった。
■55V型有機ELに4K2Kテレビと高画質テレビも積極展開
テレビ関連で最も注目を集めていた55V型有機ELディスプレイは、入口に大々的に展示されていた。既報(http://www.phileweb.com/news/d-av/201201/10/30073.html)の通り同社の“Super OLED”技術を搭載。RGBのサブピクセルで発光する有機EL素子を採用したもので、高コントラスト、広色域、高速応答性が三拍子揃ったモデルとなる。
あくまでも会場ブースのデモ機の印象だが、コントラストの高さは一目瞭然で、全黒からダイナミックに立ち上がり、精細感、色階調にも気になるような違和感はない。「究極のテレビ」(Ultimate TV)というキャッチフレーズどおりの完成度が期待できそうだ。
ブースに入ってテレビの高画質技術を展示するスペースには、70V型の4K2Kテレビも展示されていた。こちらも4K2Kという大まかなパネル解像度以外の説明はなかったものの、解像度だけでなくコントラストの高さも感じられた。デモしていた映像ソースは4Kだが、超解像処理を行ったような先鋭感のあるものではなく、ナチュラル志向の画質だった。発売時期については説明員が「4Kソースがないので発売は未定」とコメント。4K対応の高精度なアップコンバート技術と共にデビューさせることを考えているのかもしれない。
現行のテレビについては、最大サイズの70V型テレビを始めとした各機種の展示と、搭載された高画質技術のデモが行われている。バックライトブリンキングの領域を極小化する技術、ネット映像を高画質化する技術、黒側の階調を改善する技術などが中心で、超解像技術についてはアピールしていないようだ。
3D関連はデモ機も少なく、ほとんどスペースを割いていないものの、YouTubeコンテンツの3D視聴、映像配信による画像、BD映像の視聴デモを行っていた。ここで注目したいのはサムスンの新しい3Dメガネで、20gを切る重さと、独自のツルの構造が快適な掛け心地を実現しており、一見するとアクテブシャッター方式と分からないほどだ。USB充電方式で、1分の充電で2時間視聴、30分充電で40時間の視聴に対応するという。