IGZOや大型4Kディスプレイなど
FPD International 2012開幕 − ジャパンディスプレイ「IPS-NEO」や4K/有機ELなどに注目展示多数
■パナソニックは47型4Kプラズマや103型裸眼3Dプラズマを展示
ジャパンディスプレイブースのすぐそばには、パナソニックがブースを展開。4K2K液晶や裸眼3D液晶などを展示している。
4K液晶は、CESやIFA、CEATECなどでも出展していた20.4インチのものに加えて、47インチのものも展示。94ppi、輝度450カンデラ、色域70%、モジュールの厚さが22.7mmというモデルで、「オランダでのイベントに出展したもので、日本では初めてのお披露目になる」(同社説明員)という。
裸眼3Dは、IFAでも出展されていた(関連ニュース)103インチのプラズマディスプレイ。パララックスバリア式の裸眼3Dで、視差は8視差、1視差あたりの解像度は1,440×720相当。
■SELブースでIGZOディスプレイ
半導体エネルギー研究所(SEL)のブースでは、シャープと共同開発したIGZO技術などを展示。アモルファスシリコンとの消費電力比較などを行っており、展示スペースの前には来場者で人だかりが出来ていた。
展示されていたのは、10.8型/FWXGA(1,366×800)/147ppiのIGZOディスプレイと、6.1型/WQXGA(2,560×1,600)/498ppiのIGZOディスプレイ。
また、6月にシャープが開催したIGZO技術開発のプレス発表会(関連ニュース)でも披露されていた4K(3,840×2,160)の13.5型/326ppiの有機ELディスプレイ、および3.4型で540×960画素、326ppiのフレキシブル有機ELも展示している。
■4K特集コーナーも − 東芝4K REGZAやソニーの4Kプロジェクターなどが並ぶ
会場の一角には、主催者企画として「4K×2K次世代映像体感パビリオン」と題したコーナーも展開。東芝の“4K REGZA”「55XS5」や、ソニーの4K対応SXRDプロジェクター「VPL-VW1000ES」などが並んでいる。
同コーナーでは、アストロデザインもIGZO液晶パネルを使用した4K対応32型モニター「DM-3432」などを展示。液晶モニターだけでなく、4K対応非圧縮SSDレコーダー「HR-7512-A」などの製品も並べていた。