テレビ事業の営業赤字は696億円
ソニー、'12年度は純利益430億円 − 5期ぶり黒字、昨年度から大幅改善
ソニーは、2012年度通期連結業績決算を発表した。今期の連結業績は、売上高6.8兆円、営業利益2,301億円、純利益430億円。4,567億円の純損失を出した前年度に比べ、大幅な改善を果たした。
売上高は前年度比4.7%増加。エレクトロニクス主要製品の販売台数減少や、中小型ディスプレイ事業等売却の影響があったものの、スマートフォンの販売台数を大幅に伸ばしたソニーモバイルが100%子会社として連結された影響や、為替の好影響、金融分野における金融ビジネス収入の増加などが増加の実現につながった。
営業損益の大幅な改善は、事業ポートフォリオの再編や、米国本社ビル等資産売却に伴う売却益および再評価益の計上、収益改善プランに沿ったテレビの損失縮小などによるものとのこと。
■ホームエンタテインメント&サウンド分野
売上高は前年度比22.5%減少し、9,948億円になった。主に液晶テレビの販売台数が大幅に減少したことが理由という。
営業損益は、前年度比で1,189億円改善し、843億円の損失に収めた。液晶パネル関連費用や営業経費を削減したことが要因。前年度はS-LCDの持分法による投資損失641億円が計上されていたことも関係している。
なおテレビについては、売上高は前年度比30.8%減少の5,815億円、営業損失は前年度比1,379億円縮小し、696億円となった。
売上台数でみると、液晶テレビは2月時点での見通し通りの約1,350万台、BDプレーヤー/レコーダーは同見通し(660万台)を若干下回る630万台だった。2013年度は液晶テレビで1,600万台の売上を見込んでいる。
売上高は前年度比4.7%増加。エレクトロニクス主要製品の販売台数減少や、中小型ディスプレイ事業等売却の影響があったものの、スマートフォンの販売台数を大幅に伸ばしたソニーモバイルが100%子会社として連結された影響や、為替の好影響、金融分野における金融ビジネス収入の増加などが増加の実現につながった。
営業損益の大幅な改善は、事業ポートフォリオの再編や、米国本社ビル等資産売却に伴う売却益および再評価益の計上、収益改善プランに沿ったテレビの損失縮小などによるものとのこと。
■ホームエンタテインメント&サウンド分野
売上高は前年度比22.5%減少し、9,948億円になった。主に液晶テレビの販売台数が大幅に減少したことが理由という。
営業損益は、前年度比で1,189億円改善し、843億円の損失に収めた。液晶パネル関連費用や営業経費を削減したことが要因。前年度はS-LCDの持分法による投資損失641億円が計上されていたことも関係している。
なおテレビについては、売上高は前年度比30.8%減少の5,815億円、営業損失は前年度比1,379億円縮小し、696億円となった。
売上台数でみると、液晶テレビは2月時点での見通し通りの約1,350万台、BDプレーヤー/レコーダーは同見通し(660万台)を若干下回る630万台だった。2013年度は液晶テレビで1,600万台の売上を見込んでいる。
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