Z8Xシリーズの4K/60p対応も発表
<IFA>東芝、「4Kの先駆者からリーダーへ」 − グローバルで4Kテレビ積極展開
(株)東芝はIFA 2013の開催に合わせ、国内報道陣向けにデジタルプロダクツ商品戦略説明会を開催した。
同社は、東芝が4Kテレビの先駆者であることを強調しつつ、商品力をさらに高め、4Kテレビをグローバルで積極展開する計画を表明。デジタルプロダクツ&サービス社 ビジュアルソリューション事業部 事業部長の村沢圧司氏は「我々は4Kテレビの先駆者であるという自負がある。ただし先駆者で終わるのではなく、グローバルで4Kテレビの真のリーダーになる」と宣言した。
同社は世界初の4Kテレビを発売したメーカーだが、今年6月には84/65/58型の4Kテレビを日本で発売。8月からは欧州や北米でも発売した。アジア・中近東でも、2013年秋から84/58型を展開するなど、グローバルでの4Kテレビ展開を推し進めていく。
今回のIFAでは、新たに50型の4Kテレビを参考出展した。具体的な発売時期や仕様等は「改めて紹介する」とのことで、今後、改めて製品発売のアナウンスが行われるようだ。
村沢氏は4Kテレビについて「進化の方向性を色々と考えている。画質を良くすることはもちろんだが、サイズの拡充ということも考えられる。4Kの精細感が50型クラスでどう出るか研究してきたが、50型でも非常に綺麗ということが分かったので、今回投入を決めた。社内的にも良いものができたと考えている」と述べた。
なお同氏は、さらに小さな画面の4Kテレビ投入の可能性についても「開発検討している」と述べ、さらなるラインナップ拡大の可能性を示唆した。
また村沢氏は、既存のZ8Xシリーズを、HDMI 2.0相当の4K/60p入力に対応させるファームウェアアップグレードを行うことを紹介。実施時期や方法等は今後正式にアナウンスするという。
■国内の販売金額構成比では半数が4Kに
説明会では、同社のテレビビジネスの現状が説明された。村沢氏は、社内の組織改正が8月1日に行われ、デジタルプロダクツ&サービス社が、ビジュアルソリューション事業部、ビジネスソリューション事業部、パーソナルソリューション事業部という3つの組織に分かれたことを説明。テレビ事業はビジュアルソリューション事業部が展開する。
村沢氏はまた「50型以上の大型テレビの比率がグローバルで高まっている」と説明。「55型以上の台数構成比も増加し、メインストリームになりつつある」と、大画面化が世界的に進んでいることを紹介した。
国内市場では、6月に投入したZ8Xシリーズの販売が好調に推移しているという。「7月の実績値では、台数ベースでも4分の1が4K、金額構成比では約半分が4Kになった」と、大画面化にあわせて4Kの比率が高まっていると説明した。
これに伴い、テレビの平均売価が上昇したと村沢氏は説明。10型以上で約2.1万円、55型以上では約5.5万円の平均売価上昇が見られたとし、これが「事業収益に貢献している」と評価した。
村沢氏は「東芝のテレビのコアコンピタンスは画質だ」と強調。消費者だけでなくプロからも評価されていると説明し、「編集スタジオ、カメラメーカー、映画製作者、写真家などから、レグザの画質に高評価を頂いている」と説明した。
■PCは「2 in 1」で2つの需要に対応
PC事業については、ビジネスソリューション事業部 事業部長の檜山太郎氏が説明を行った。
なお、デジタルプロダクツ&サービス社のPC事業は、ビジネスソリューション事業部とパーソナルソリューション事業部の両事業部で担当している。
檜山氏は、「いまのPCを取り巻く環境はパラダイムシフトの時期を迎えている」と説明。「タブレットが強い“コンサンプション”の機能と、昔からPCが得意としている“クリエーション”の機能の両方が求められている」とし、これらを統合した製品を展開することで多彩な顧客ニーズに対応する、とした。
檜山氏はタブレットとPCの2つの機能を併せ持った「2 in 1」端末として、「Portege Z10t」を紹介。また、同じく2 in 1端末だが、タブレット側に500GB HDDを搭載し、タブレットとして使っている際も大きなストレージにアクセスできる「Satellite W30t」も紹介した。
そのほか、スタイラスペンでの「紙のような書き心地」にこだわったタブレット端末「Excite Write」や、Windowsベースのタブレット端末「Encore」シリーズなども紹介。PCだけでなく、タブレット端末にも引きつづき力を入れていく。
同社は、東芝が4Kテレビの先駆者であることを強調しつつ、商品力をさらに高め、4Kテレビをグローバルで積極展開する計画を表明。デジタルプロダクツ&サービス社 ビジュアルソリューション事業部 事業部長の村沢圧司氏は「我々は4Kテレビの先駆者であるという自負がある。ただし先駆者で終わるのではなく、グローバルで4Kテレビの真のリーダーになる」と宣言した。
同社は世界初の4Kテレビを発売したメーカーだが、今年6月には84/65/58型の4Kテレビを日本で発売。8月からは欧州や北米でも発売した。アジア・中近東でも、2013年秋から84/58型を展開するなど、グローバルでの4Kテレビ展開を推し進めていく。
今回のIFAでは、新たに50型の4Kテレビを参考出展した。具体的な発売時期や仕様等は「改めて紹介する」とのことで、今後、改めて製品発売のアナウンスが行われるようだ。
村沢氏は4Kテレビについて「進化の方向性を色々と考えている。画質を良くすることはもちろんだが、サイズの拡充ということも考えられる。4Kの精細感が50型クラスでどう出るか研究してきたが、50型でも非常に綺麗ということが分かったので、今回投入を決めた。社内的にも良いものができたと考えている」と述べた。
なお同氏は、さらに小さな画面の4Kテレビ投入の可能性についても「開発検討している」と述べ、さらなるラインナップ拡大の可能性を示唆した。
また村沢氏は、既存のZ8Xシリーズを、HDMI 2.0相当の4K/60p入力に対応させるファームウェアアップグレードを行うことを紹介。実施時期や方法等は今後正式にアナウンスするという。
■国内の販売金額構成比では半数が4Kに
説明会では、同社のテレビビジネスの現状が説明された。村沢氏は、社内の組織改正が8月1日に行われ、デジタルプロダクツ&サービス社が、ビジュアルソリューション事業部、ビジネスソリューション事業部、パーソナルソリューション事業部という3つの組織に分かれたことを説明。テレビ事業はビジュアルソリューション事業部が展開する。
村沢氏はまた「50型以上の大型テレビの比率がグローバルで高まっている」と説明。「55型以上の台数構成比も増加し、メインストリームになりつつある」と、大画面化が世界的に進んでいることを紹介した。
国内市場では、6月に投入したZ8Xシリーズの販売が好調に推移しているという。「7月の実績値では、台数ベースでも4分の1が4K、金額構成比では約半分が4Kになった」と、大画面化にあわせて4Kの比率が高まっていると説明した。
これに伴い、テレビの平均売価が上昇したと村沢氏は説明。10型以上で約2.1万円、55型以上では約5.5万円の平均売価上昇が見られたとし、これが「事業収益に貢献している」と評価した。
村沢氏は「東芝のテレビのコアコンピタンスは画質だ」と強調。消費者だけでなくプロからも評価されていると説明し、「編集スタジオ、カメラメーカー、映画製作者、写真家などから、レグザの画質に高評価を頂いている」と説明した。
■PCは「2 in 1」で2つの需要に対応
PC事業については、ビジネスソリューション事業部 事業部長の檜山太郎氏が説明を行った。
なお、デジタルプロダクツ&サービス社のPC事業は、ビジネスソリューション事業部とパーソナルソリューション事業部の両事業部で担当している。
檜山氏は、「いまのPCを取り巻く環境はパラダイムシフトの時期を迎えている」と説明。「タブレットが強い“コンサンプション”の機能と、昔からPCが得意としている“クリエーション”の機能の両方が求められている」とし、これらを統合した製品を展開することで多彩な顧客ニーズに対応する、とした。
檜山氏はタブレットとPCの2つの機能を併せ持った「2 in 1」端末として、「Portege Z10t」を紹介。また、同じく2 in 1端末だが、タブレット側に500GB HDDを搭載し、タブレットとして使っている際も大きなストレージにアクセスできる「Satellite W30t」も紹介した。
そのほか、スタイラスペンでの「紙のような書き心地」にこだわったタブレット端末「Excite Write」や、Windowsベースのタブレット端末「Encore」シリーズなども紹介。PCだけでなく、タブレット端末にも引きつづき力を入れていく。