“4K BD”は「状況を見ながら判断」
【CES】ソニー高木SVPが語る、ハイレゾを軸とした“音のソニー”復活
■“4K BD”は「状況を見ながら判断」
ー 今回のCESでは他社が「4Kブルーレイ」対応の試作機を展示しているが、ソニーは次世代のブルーレイに対してどのように関わっていくのか。2015年中に対応製品を発売する計画はあるのか。
高木氏:次世代のブルーレイ規格は現在BDアソシエーションの中でフォーマットが議論されている。ソニーもそのメンバーの一員だ。当社としては対応商品のリリース時期を明言することはできない。そこをコメントされているメーカーは商品化されるのだろう。私はいま明言できない。ただし、ブルーレイはソニーがこれまで力を入れて取り組んできた事業の一つ。今後は状況を見極めながら取り組んでいきたい。
ー 映像体験の趣味性については可能性をどうみているか。
高木氏:テレビの画面が大きくなるほど、クオリティの差が明らかになるのが4Kの特徴だと考えている。北米では55型でも小型といれわるサイズ感で、65型を超えて広がりつつある。65型を超えると一般的にはアプコンが必要と言われており、そこは4Kを中心とした大画面を中心に普及が広がると思う。映像配信は既に4Kストリーミングが広がっており、大画面で映画やスポーツを常時楽しむというスタイルもできる。大画面化・高画質化の広がりとともに、音もハイレゾに広がっていくことを期待したい。ソニーとしても、音と映像を一体でプロモーションをしていきたいと思っている。
(山本敦)