HDCP2.2/HDR/BT.2020パススルーも対応
デノン、DTS:X/ドルビーアトモス対応のエントリーAVアンプ「AVR-X2200W/X1200W」
■「AVR-X2200W」&「AVR-X1200W」のサウンドをアトモスで確認
発表に先立ち、AVR-X2200WとAVR-X1200Wのサウンドをデノン試聴室で確認することができた。AVR-X1200Wは5.1ch+イネーブルドスピーカーの[5.1.2]システムで、AVR-X2200Wは5.1ch+トップミドルの[5.1.2]で視聴した。なお、視聴したモデルはハードウェア的には最終バージョンとのこと。
AVR-X1200Wのイネーブルドスピーカーによるアトモス再生は、天井方向の効果が想像以上だ。そもそもこの試聴室の天井がそれほど高くなく、かつ固いためにイネーブルドスピーカーの効果が出やすいとのことだったが、立体的に音場が展開してスピーカーの位置を意識させない。ドルビーアトモスのデモソフトでは、天井方向の音場のフォーカスがトップスピーカー使用時と比べて少しあいまいになるのだが、それがかえって心地よい包囲感と自然な音場りをつくり出してくれる。このサウンドを聴いたら、「イネーブルドでもアトモスは十分に楽しめる」と言っても問題ないはずだ。
次にAVR-X2200Wを視聴した。イネーブルドとトップミドルでは当然差が出るのだが、それ以上にアンプの地力の差が明確に現れる。各音のセパレーションに優れ、高精細な音場が天井まで展開。香港版のみアトモス収録のBD『ルーシー』では、細かな音のニュアンスや強弱もしっかりと表現しており、Hi-Fi志向のサウンドを聴かせてくれた。
AVR-X2200WとAVR-X1200Wは、HDMI端子の数は違えど、主な機能はほぼ同等と言ってよい。そう考えると、57,500円でドルビーアトモスとDTS:X両方に対応するAVR-X1200Wのコストパフォーマンスは圧倒的だ。その一方、音を聴き比べればAVR-X2200Wのサウンドが一段上にあることは明白だ。AVR-X1200WはドルビーアトモスやDTS:Xの将来的な導入も見据えたエントリーユーザーにうってつけのモデル、AVR-X2200Wはサウンドも含めて本格派シアターを志向するユーザーでも申し分なし、と言うことができるだろう。
■主なスペック
AVR-X2200Wの主なスペックは以下の通り。周波数特性は10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時)。アナログ映像入出力端子はコンポジット入力×2、コンポーネント入力×1を搭載。音声入出力端子はアナログ音声入力×4、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ゾーンプリ出力×1、ヘッドホン出力×1を搭載する。消費電力は500W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ)。外形寸法は434W×167H×339Dmm、質量は9.4kg。
AVR-X1200Wの主なスペックは以下の通り。周波数特性は10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時)。アナログ映像入出力端子はコンポジット入力×2、コンポジット出力×1を搭載。音声入出力端子はアナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1を搭載する。消費電力は430W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ)。外形寸法は434W×151H×339Dmm、質量は8.5kg。
(編集部:小澤貴信)
発表に先立ち、AVR-X2200WとAVR-X1200Wのサウンドをデノン試聴室で確認することができた。AVR-X1200Wは5.1ch+イネーブルドスピーカーの[5.1.2]システムで、AVR-X2200Wは5.1ch+トップミドルの[5.1.2]で視聴した。なお、視聴したモデルはハードウェア的には最終バージョンとのこと。
AVR-X1200Wのイネーブルドスピーカーによるアトモス再生は、天井方向の効果が想像以上だ。そもそもこの試聴室の天井がそれほど高くなく、かつ固いためにイネーブルドスピーカーの効果が出やすいとのことだったが、立体的に音場が展開してスピーカーの位置を意識させない。ドルビーアトモスのデモソフトでは、天井方向の音場のフォーカスがトップスピーカー使用時と比べて少しあいまいになるのだが、それがかえって心地よい包囲感と自然な音場りをつくり出してくれる。このサウンドを聴いたら、「イネーブルドでもアトモスは十分に楽しめる」と言っても問題ないはずだ。
次にAVR-X2200Wを視聴した。イネーブルドとトップミドルでは当然差が出るのだが、それ以上にアンプの地力の差が明確に現れる。各音のセパレーションに優れ、高精細な音場が天井まで展開。香港版のみアトモス収録のBD『ルーシー』では、細かな音のニュアンスや強弱もしっかりと表現しており、Hi-Fi志向のサウンドを聴かせてくれた。
AVR-X2200WとAVR-X1200Wは、HDMI端子の数は違えど、主な機能はほぼ同等と言ってよい。そう考えると、57,500円でドルビーアトモスとDTS:X両方に対応するAVR-X1200Wのコストパフォーマンスは圧倒的だ。その一方、音を聴き比べればAVR-X2200Wのサウンドが一段上にあることは明白だ。AVR-X1200WはドルビーアトモスやDTS:Xの将来的な導入も見据えたエントリーユーザーにうってつけのモデル、AVR-X2200Wはサウンドも含めて本格派シアターを志向するユーザーでも申し分なし、と言うことができるだろう。
■主なスペック
AVR-X2200Wの主なスペックは以下の通り。周波数特性は10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時)。アナログ映像入出力端子はコンポジット入力×2、コンポーネント入力×1を搭載。音声入出力端子はアナログ音声入力×4、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ゾーンプリ出力×1、ヘッドホン出力×1を搭載する。消費電力は500W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ)。外形寸法は434W×167H×339Dmm、質量は9.4kg。
AVR-X1200Wの主なスペックは以下の通り。周波数特性は10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時)。アナログ映像入出力端子はコンポジット入力×2、コンポジット出力×1を搭載。音声入出力端子はアナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1を搭載する。消費電力は430W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ)。外形寸法は434W×151H×339Dmm、質量は8.5kg。
(編集部:小澤貴信)
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X2200W
- 発売日2015年8月下旬
- 価格¥85,000(税抜)
【SPEC】●定格出力:95W+95W(フロントLR/8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%) ●実用最大出力:185W(1ch駆動/JEITA:6Ω、1kHz、THD 10%) ●周波数特性:10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×2、コンポーネント入力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力×4、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ゾーンプリ出力×1、ヘッドホン出力×1 ●消費電力:500W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ) ●外形寸法:434W×167H×339Dmm ●質量:9.4kg
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X1200W
- 発売日2015年8月下旬
- 価格¥57,500(税抜)
【SPEC】●定格出力:80W+80W(フロントLR/8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%) ●実用最大出力:175W(1ch駆動/JEITA:6Ω、1kHz、THD 10%) ●周波数特性:10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×2、コンポジット出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1 ●消費電力:430W(待機時2.7W、ネットワークスタンバイ) ●外形寸法:434W×151H×339Dmm ●質量:8.5kg