デノンのHi-Fi技術と最新トレンド技術を融合
デノン、音質を追求したAVアンプ「AVR-X2300W/X1300W」。アトモス/DTS:Xに対応
昨年モデルでエントリークラスとして初採用した倍速駆動スイッチング電源も継承。デジタル電源回路のスイッチング周波数を従来の2倍とすることでスイッチングノイズを可聴帯域外へシフトさせ、再生音への影響を排除する。さらにデジタル回路用のスイッチングトランスには、シールドプレートを追加。電源回路全体をシールドプレートで覆い、周辺回路への干渉を抑えている。また、スイッチング電源ブロックはプリアンプから最も遠くへ配置して、その影響を最小限とするよう配慮されている。
筐体については、ヒートシンクや電源トランスなどの重量物をフット直近に廃して高剛性シャーシに強固に固定。音質に悪影響のある内部/外部の不要振動を排除している。
冒頭でも説明したとおり、機能面はまさに“兄弟”である両機だが、内部の回路構成は大きく異なっている。これは下に掲載した筐体内部の写真からもよくわかるはずだ。AVR-X1300Wが2層の構成(1階:アンプ基板 2階:アナログ回路/デジタル回路などを1ボードに収納)なのに対して、AVR-X2300Wは、アンプ基板、独立したアナログ基板/デジタル基板、電源などによる4層規模の構成となっている。
高橋氏はこうした点からも「外観は似ていますが、AVR-X1300Wは最強のエントリーモデル、AVR-X2300Wはこだわりのミドルクラス機と明確なちがいがあります」と違いを説明していた。
内覧会では実機の試聴も行われた。高橋氏は両機のサウンドについて「AVR-X1300Wでも十分にエネルギッシュな再生が可能ですが、AVR-X2300Wではよりグリップの効いた中低域を聴いていただけます」と解説してくれた。
■ドルビーアトモスに対応。DTS:Xには無償アップデートで対応
従来モデルに引き続き、AVR-X2300W/X1300Wはドルビーアトモスに対応。DTS:Xについては前述の通り、2016年7月〜8月に予定されている無償ファームウェアアップデートでの対応となる。
両モデル共に[5.1.2]のスピーカー配置に対応。2つのハイトチャンネルスピーカーを接続することができる。ハイトチャンネルは、フロントハイト、トップフロント、トップミドル、フロントイネーブルド、サラウンドイネーブルドのいずれかを選択できる。
イネーブルドスピーカーについては、従来モデルで採用された「天井までの高さ設定」機能を引き続き搭載。より精度の高い補正が可能だ。オブジェクトオーディオを含まないオーディオ信号については「ドルビーサラウンド」、または「Neural:X」(DTS:X対応の後に実装)によってアップミックス再生を行うことができる。
自動音場補正機能については、引き続き「Audyssey MultEQ XT」を搭載。付属マイクにより最大8ヶ所での測定データを解析して音場補正を行う。各スピーカーの周波数特性をマニュアル調整できる、9バンド・グラフィック・イコライザーも搭載。ヘッドホン出力もイコライジングが可能で、調整結果も保存できる。
■全HDMI端子がHDCP2.2対応。4K/60p、HDR、BT.2020をサポート
前述の通り、HDMI端子はX2300Wが8入力/2出力、HDMI端子はX1300Wが6入力/1出力を搭載。全ての端子がHDCP2.2に対応しており、4K、HDR、BT.2020のパススルーに対応する。
対応する入力フォーマットは、[4K/60p/4:4:4/24bit]、[4K/60p/4:2:0/30bit]、[4K/60p/4:2:2/36bit]。フロントHDMIは、4K/60p/4:4:4/24bitのみの対応となる。AVR-X2300Wは、4Kアップスケーリング(最大4k/30pで出力)や画質調整機能も備えている。
筐体については、ヒートシンクや電源トランスなどの重量物をフット直近に廃して高剛性シャーシに強固に固定。音質に悪影響のある内部/外部の不要振動を排除している。
冒頭でも説明したとおり、機能面はまさに“兄弟”である両機だが、内部の回路構成は大きく異なっている。これは下に掲載した筐体内部の写真からもよくわかるはずだ。AVR-X1300Wが2層の構成(1階:アンプ基板 2階:アナログ回路/デジタル回路などを1ボードに収納)なのに対して、AVR-X2300Wは、アンプ基板、独立したアナログ基板/デジタル基板、電源などによる4層規模の構成となっている。
高橋氏はこうした点からも「外観は似ていますが、AVR-X1300Wは最強のエントリーモデル、AVR-X2300Wはこだわりのミドルクラス機と明確なちがいがあります」と違いを説明していた。
内覧会では実機の試聴も行われた。高橋氏は両機のサウンドについて「AVR-X1300Wでも十分にエネルギッシュな再生が可能ですが、AVR-X2300Wではよりグリップの効いた中低域を聴いていただけます」と解説してくれた。
■ドルビーアトモスに対応。DTS:Xには無償アップデートで対応
従来モデルに引き続き、AVR-X2300W/X1300Wはドルビーアトモスに対応。DTS:Xについては前述の通り、2016年7月〜8月に予定されている無償ファームウェアアップデートでの対応となる。
両モデル共に[5.1.2]のスピーカー配置に対応。2つのハイトチャンネルスピーカーを接続することができる。ハイトチャンネルは、フロントハイト、トップフロント、トップミドル、フロントイネーブルド、サラウンドイネーブルドのいずれかを選択できる。
イネーブルドスピーカーについては、従来モデルで採用された「天井までの高さ設定」機能を引き続き搭載。より精度の高い補正が可能だ。オブジェクトオーディオを含まないオーディオ信号については「ドルビーサラウンド」、または「Neural:X」(DTS:X対応の後に実装)によってアップミックス再生を行うことができる。
自動音場補正機能については、引き続き「Audyssey MultEQ XT」を搭載。付属マイクにより最大8ヶ所での測定データを解析して音場補正を行う。各スピーカーの周波数特性をマニュアル調整できる、9バンド・グラフィック・イコライザーも搭載。ヘッドホン出力もイコライジングが可能で、調整結果も保存できる。
■全HDMI端子がHDCP2.2対応。4K/60p、HDR、BT.2020をサポート
前述の通り、HDMI端子はX2300Wが8入力/2出力、HDMI端子はX1300Wが6入力/1出力を搭載。全ての端子がHDCP2.2に対応しており、4K、HDR、BT.2020のパススルーに対応する。
対応する入力フォーマットは、[4K/60p/4:4:4/24bit]、[4K/60p/4:2:0/30bit]、[4K/60p/4:2:2/36bit]。フロントHDMIは、4K/60p/4:4:4/24bitのみの対応となる。AVR-X2300Wは、4Kアップスケーリング(最大4k/30pで出力)や画質調整機能も備えている。
次ページ5.6MHz DSD再生に対応。大幅な機能改善を果たした新・操作アプリが登場
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X2300W
- 発売日2016年6月中旬
- 価格85,000円(税抜)
【SPEC】●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD0.08%):フロント/サラウンド/サラウンドバック…各95W×2、センター…95W ●実用最大出力(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動):185W ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●Bluetoothバージョン:Ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC ●接続端子:HDMI×入力8/出力2、コンポジット×入力2/出力1、コンポーネント×入力2/出力1、アナログ音声入力×4、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ゾーンプリ出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×1、LAN×1、他 ●消費電力:500W ●外形寸法:434W×235H×339Dmm(アンテナを立てた場合。アンテナを寝かせた場合は167Hmm) ●質量:9.4kg
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X1300W
- 発売日2016年6月中旬
- 価格57,500円(税抜)
【SPEC】●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD0.08%):フロント/サラウンド/サラウンドバック…各80W×2、センター…80W ●実用最大出力(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動):175W ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●Bluetoothバージョン:Ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC ●接続端子:HDMI×入力6/出力1、コンポジット×入力2/出力1、アナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーファープリ出力×2、ヘッドホン出力×1、USB×1、LAN×1、他 ●消費電力:430W ●外形寸法:434W×215H×339Dmm(アンテナを立てた場合。アンテナを寝かせた場合は151Hmm) ●質量:8.5kg