事業方針説明会で発表
ひかりTV、HLG方式での4K HDR IP放送を10月24日から開始
5チャンネルは、お値うちプラン、テレビおすすめプラン、ビデオざんまいプラン、基本放送プランの加入者なら誰でも無料で視聴できる基本サービスとして提供。この追加により、チャンネルラインナップは基本サービスが18chとなり、ベーシックチャンネルの41chおよびプレミアムチャンネルの36chを合わせて95ch、地上デジタル放送を含めると最大104chとなる。
4KやBS局との取り組み以外では、オンライン上で動画講座を受講できる趣味学習サービス「Shummy」(シュミー)を、12月中旬より開始することも発表。
同サービスでは、動画講座(オンライン)とイベント(オフライン)およびオンラインショッピングを併せて提供。サイト上で、興味のある講座を選択し動画による講座を受講することができることに加え、受講内容に連動したワークショップや、プロ・専門家による講演会などのイベント(有料)に参加できる。加えて、その趣味をすぐに実践できるように、サイト内のオンラインショッピングで、それぞれの趣味のスタートキットや、スクールや専門家が厳選したお勧めの商品などを購入できるようにする。
サービス開始当初は、ニコン(カメラ)やル・コルドン・ブルー(料理)など、様々なスクールや講師・専門家の動画講座を約15講座用意。受講料は講座ごと(¥3,000程度)に支払うか、興味のある講座の一部を個別(¥500程度)に購入することもできる。一度購入した講座は期限なく、何度でも聴講できる。講座は2016年度内に30講座まで拡大していく予定だという。
そのほか、ユーザーがスマホなどで撮影した4K動画をアップロードして共有したり、テレビ-スマホ間でのビデオ通話などが可能な「ひかりTV映像コミュケーションサービス(仮称)」を2016年度中に提供予定であることも発表。詳細はまだ検討中だが、STBへのメッセージ着信などを通知するデバイスなども提供する予定だという。
■「4Kはまだ“見せ筋”商品だが自分たちで市場を作っていく」
発表会に登壇したNTTぷらら代表取締役社長の板東浩二氏は、2016年9月時点で1,108本の4Kコンテンツを提供中で、2017年3月末までには1,200本以上の提供を予定していることを紹介。「ジャンルも幅広く揃えているが、直近ではNHKから提供を受けたリオオリンピックの4Kコンテンツがよく視聴された。そのほかでは洋邦の映画やアイドル系も4Kでよく見られている」と説明する。
そして「4Kを他社に先駆けて取り組んだ結果、いろいろなパートナーとアライアンスを組めた」とコメント。BSジャパンと協力して時代劇「人形佐七捕物帳」を10月4日から4Kで配信開始したこと、BS11の協力の下で「太田和彦 ふらり旅 いい酒いい肴」を今冬から4K提供予定であることにも触れた。