事業方針説明会で発表
ひかりTV、HLG方式での4K HDR IP放送を10月24日から開始
NTTぷららは、同社が運営する「ひかりTV」の2016年度下期事業説明会を開催。HLG(Hybrid Log Gamma)方式での4K HDR IP放送を10月24日から開始することなどを発表した。
■HLGでの4K HDR IP放送は8作品からスタート/東芝レグザZ20Xがアップデート対応
ひかりTVでは、4KコンテンツにおいてこれまでHDR10方式とドルビービジョン方式によるHDRコンテンツをVODで配信していた。今回、これに加えて4K IP放送においてHLG方式を採用することが明らかになった。なお今回の4K HDR IP放送視聴にあたっての追加料金などは必要ない。
HDR対応4K IP放送は、開始当社はすでに4K作品として放送中の番組8本をHDR対応番組として配信し、以降順次番組ラインナップを追加していく。サービスイン時点でHLGで4K HDR化されるのは、「ローカル線で出発進行!HDR」全4本、「神宮外苑花火大会」、「行ってみたい!動物園&水族館」、「自衛隊観覧式2015」の8作品。解像度は3,840×2,160で、動画圧縮方式はH.265/HEVC、音声圧縮方式にはMPEG2-AACを採用し、配信速度は約30Mbps、フレームレートが60フレーム/秒。
なおHLG方式での4K番組を試聴するには、ひかりTVチューナーを内蔵したHLG対応4Kテレビが必要で、非対応テレビにおいては通常のSDRでの4Kに自動で切り替わって表示される。対応テレビとしては、東芝の「REGZA Z20Xシリーズ」が10月20日のファームウェアアップデートで対応する。ひかりTVチューナー(STB)「ST-3400」も2017年秋頃の対応を予定しており、同チューナーをHDR対応4Kテレビに接続することでも視聴できるようになる。
同社では、広いダイナミックレンジの表現を忠実に再現した配信を実現するための映像符号化技術について、NTTメディアインテリジェンス研究所と実験を進めてきたと説明。社内においても映像品質評価法に基づいた主観評価を繰り返し行い、映像の調整を行ってきたという。
そして本サービスの実現に向けて、すでに4K-IP放送サービスに採用していたH.265/HEVCリアルタイムエンコーダ「HC11000」 (NTTエレクトロニクス社製)に、NTTぷららとNTTメディアインテリジェンス研究所で実験した成果を実装したことで、従来の4K-IP放送サービスと同様の速度を保ったまま、さらに高品質な映像を配信することが可能にしたという。
■BS 5局が新たに視聴可能に/新サービス「Shummy」も開始
また、4KにおいてBSの放送局との新たなアライアンスを組んでコンテンツ配信を開始したことなども紹介。4K以外でも、BS民放5局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ)をひかりTVで12月1日から新たに視聴可能にし、既存のNHK BS1/プレミアム、WOWOWプライム/ライブ/シネマに加えた計10チャンネルのBSを視聴できるようにすることを発表した。
■HLGでの4K HDR IP放送は8作品からスタート/東芝レグザZ20Xがアップデート対応
ひかりTVでは、4KコンテンツにおいてこれまでHDR10方式とドルビービジョン方式によるHDRコンテンツをVODで配信していた。今回、これに加えて4K IP放送においてHLG方式を採用することが明らかになった。なお今回の4K HDR IP放送視聴にあたっての追加料金などは必要ない。
HDR対応4K IP放送は、開始当社はすでに4K作品として放送中の番組8本をHDR対応番組として配信し、以降順次番組ラインナップを追加していく。サービスイン時点でHLGで4K HDR化されるのは、「ローカル線で出発進行!HDR」全4本、「神宮外苑花火大会」、「行ってみたい!動物園&水族館」、「自衛隊観覧式2015」の8作品。解像度は3,840×2,160で、動画圧縮方式はH.265/HEVC、音声圧縮方式にはMPEG2-AACを採用し、配信速度は約30Mbps、フレームレートが60フレーム/秒。
なおHLG方式での4K番組を試聴するには、ひかりTVチューナーを内蔵したHLG対応4Kテレビが必要で、非対応テレビにおいては通常のSDRでの4Kに自動で切り替わって表示される。対応テレビとしては、東芝の「REGZA Z20Xシリーズ」が10月20日のファームウェアアップデートで対応する。ひかりTVチューナー(STB)「ST-3400」も2017年秋頃の対応を予定しており、同チューナーをHDR対応4Kテレビに接続することでも視聴できるようになる。
同社では、広いダイナミックレンジの表現を忠実に再現した配信を実現するための映像符号化技術について、NTTメディアインテリジェンス研究所と実験を進めてきたと説明。社内においても映像品質評価法に基づいた主観評価を繰り返し行い、映像の調整を行ってきたという。
そして本サービスの実現に向けて、すでに4K-IP放送サービスに採用していたH.265/HEVCリアルタイムエンコーダ「HC11000」 (NTTエレクトロニクス社製)に、NTTぷららとNTTメディアインテリジェンス研究所で実験した成果を実装したことで、従来の4K-IP放送サービスと同様の速度を保ったまま、さらに高品質な映像を配信することが可能にしたという。
■BS 5局が新たに視聴可能に/新サービス「Shummy」も開始
また、4KにおいてBSの放送局との新たなアライアンスを組んでコンテンツ配信を開始したことなども紹介。4K以外でも、BS民放5局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ)をひかりTVで12月1日から新たに視聴可能にし、既存のNHK BS1/プレミアム、WOWOWプライム/ライブ/シネマに加えた計10チャンネルのBSを視聴できるようにすることを発表した。
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