11月中旬発売、36.5万円
パイオニア、最上位UHD BDプレーヤー「UDP-LX800」。物量&ノウハウで「最高のディスク再生」
オンキヨー(株)は、PIONEER(パイオニア)ブランドより、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)プレーヤーの最上位モデル「UDP-LX800」を11月中旬より発売する。価格は365,000円(税抜)。
先行して発表された「UDP-LX500」(18.5万円、関連ニュース)に続く、パイオニアブランドのUHD-BDプレーヤー最上位モデル。UDP-LX500と同様にユニバーサルプレーヤーとして、UHD-BDに加えて、SACDやDVD-Audio、音楽CDなどの光ディスク再生に対応する。出力解像度は最大で4K/60p。HDRについてはHDR10に加えてドルビービジョンにも対応している。動画/音楽ストリーミングサービスには非対応とするなど、光ディスク再生に特化した仕様となっている。
UHD-BDプレーヤーの最上位モデルとして、物量を惜しみなく投入。ファンレス/放熱孔レスの高剛性筐体、同社SACDプレーヤー「PD-70AE」直系のハニカム構造高剛性ドライブを採用。映像/オーディオ回路の徹底した高S/N設計を施している。DACチップはPD-70AEと同じくESS「ES9026PRO」2基をパラレルで搭載する。
HDMI出力端子は2系統を備え、映像/音のセパレート出力に対応。アナログ出力端子は2ch XLRバランスおよび2ch RCAアンバランスを搭載する。また、光/同軸デジタル音声出力も搭載。そのほかLAN端子、USB-A端子(2系統)も備え、ハイレゾを含む音楽ファイル再生も行える。
LX800とLX500との違いだが、LX800は筐体や電源の物量で大幅にLX500を上回る。具体的には独立したアルミ製サイドパネル、3分割シャーシの梁構造、大容量トランスによるオーディオ専用電源、トランス/電源カバー、亜鉛ダイキャストインシュレーターなど。機能面ではLX500のみXLRバランスの2chアナログ出力を搭載。DACチップについては、LX500はAK4490×1基という構成だ。詳細は後述する。
またLX800のみの機能として、HDMI出力時にはアナログオーディオ回路など不要パートを電源から停止させ、高音質化を図る「TRANSPORTモード」も搭載した。そのほかLX500と同様に、再生中のBDやUHD BDの解像度やビットレートなどのコンテンツ情報、HDR情報を表示する機能も備えている。
本体質量はLX500の10.3kgに対して、UDP-LX800は14.5kg。筐体は幅と奥行きはほぼ同じだが、高さはUDP-LX800の方が約13mm大きい。
なお、MQA-CDへの対応についても、今後のアップデートでの対応を検討しているという。
パイオニアは19日に製品内覧会を開催。開発陣がUDP-LX800の詳細について説明した。発表会冒頭では同社マーケティング本部 本部長の佐藤誠氏が、UHD BD再生の最高峰を目指した本機への意気込みを語った。
■パイオニア初となるUHD BDプレーヤーの最上位モデル
パイオニアはCD/SACDなどの音楽ディスク、LD/DVD/BDと続く映像ディスクの両方で、光ディスクプレーヤー名機を多数輩出してきた。BDについては、「BDP-LX70」(17万円)を2007年6月に発売したのを皮切りに、同年10月にはHDオーディオのビットストリーム出力に対応した「BDP-LX80」(20万円)を発売した。2008年12月にはフラグシップ「BDP-LX91」が登場した。
その後、10万円超モデルについてはやや間が空いたが、2014年11月にはBDの集大成と位置付けた「BDP-LX88」(27.8万円)を発売。同タイミングで弟機「BDP-LX58」(9.8万円)も発売された。この2機種からSACDやDVD-Audioに対応し、ユニバーサルプレーヤーとしての色合いを強めた。UDP-LX800/LX500はこの2機種の後継機として開発され、筐体設計などにおいてその設計思想を継承している。
高級UHD BDプレーヤーのジャンルではOPPO Digitalが先行していたが、同社は今年4月にAV/オーディオ機器の開発を終了を発表(関連ニュース)。「UDP-205」などが最後の世代になると明言した。こうした市場環境も、パイオニアが満を持して投入するUDP-LX800への期待を後押ししていると言える。
■UDP-LX800が狙ったUHD BD最高峰の音質/画質とは?
本機の企画・開発を手がけた宮川修男氏は、なぜこのタイミングで光ディスク再生に特化したプレーヤーを開発したのか説明した。同氏は「配信やストリーミングなどコンテンツの入手・再生方法が大きく変化する中、画質・音質共に安定して最良のクオリティで再生できるメディアは依然として光ディスクだと考えている」とコメント。
そしてUDP-LX800においては、最高のディスク再生を実現するために、「高剛性筐体」「高S/N設計」「高音質化設計」「高画質化設計」「HDMI高音質化技術」の5つの要素を念頭に開発が行われたという。これらを実行するため、歴代の光ディスクプレーヤーで培ったノウハウを結集して「世界最高のUHD BD対応ユニバーサルディスクプレーヤー」を目指した。
先行してUDP-LX500が登場しているが、こちらが18.5万円に対して、最上位となるUDP-LX800は36.5万円と価格で大きな開きがある。物量面などでさらなるクオリティ追求が行えそうだが、パイオニアでは本機でどのような音質/画質を目指したのだろうか。
先行して発表された「UDP-LX500」(18.5万円、関連ニュース)に続く、パイオニアブランドのUHD-BDプレーヤー最上位モデル。UDP-LX500と同様にユニバーサルプレーヤーとして、UHD-BDに加えて、SACDやDVD-Audio、音楽CDなどの光ディスク再生に対応する。出力解像度は最大で4K/60p。HDRについてはHDR10に加えてドルビービジョンにも対応している。動画/音楽ストリーミングサービスには非対応とするなど、光ディスク再生に特化した仕様となっている。
UHD-BDプレーヤーの最上位モデルとして、物量を惜しみなく投入。ファンレス/放熱孔レスの高剛性筐体、同社SACDプレーヤー「PD-70AE」直系のハニカム構造高剛性ドライブを採用。映像/オーディオ回路の徹底した高S/N設計を施している。DACチップはPD-70AEと同じくESS「ES9026PRO」2基をパラレルで搭載する。
HDMI出力端子は2系統を備え、映像/音のセパレート出力に対応。アナログ出力端子は2ch XLRバランスおよび2ch RCAアンバランスを搭載する。また、光/同軸デジタル音声出力も搭載。そのほかLAN端子、USB-A端子(2系統)も備え、ハイレゾを含む音楽ファイル再生も行える。
LX800とLX500との違いだが、LX800は筐体や電源の物量で大幅にLX500を上回る。具体的には独立したアルミ製サイドパネル、3分割シャーシの梁構造、大容量トランスによるオーディオ専用電源、トランス/電源カバー、亜鉛ダイキャストインシュレーターなど。機能面ではLX500のみXLRバランスの2chアナログ出力を搭載。DACチップについては、LX500はAK4490×1基という構成だ。詳細は後述する。
またLX800のみの機能として、HDMI出力時にはアナログオーディオ回路など不要パートを電源から停止させ、高音質化を図る「TRANSPORTモード」も搭載した。そのほかLX500と同様に、再生中のBDやUHD BDの解像度やビットレートなどのコンテンツ情報、HDR情報を表示する機能も備えている。
本体質量はLX500の10.3kgに対して、UDP-LX800は14.5kg。筐体は幅と奥行きはほぼ同じだが、高さはUDP-LX800の方が約13mm大きい。
なお、MQA-CDへの対応についても、今後のアップデートでの対応を検討しているという。
パイオニアは19日に製品内覧会を開催。開発陣がUDP-LX800の詳細について説明した。発表会冒頭では同社マーケティング本部 本部長の佐藤誠氏が、UHD BD再生の最高峰を目指した本機への意気込みを語った。
■パイオニア初となるUHD BDプレーヤーの最上位モデル
パイオニアはCD/SACDなどの音楽ディスク、LD/DVD/BDと続く映像ディスクの両方で、光ディスクプレーヤー名機を多数輩出してきた。BDについては、「BDP-LX70」(17万円)を2007年6月に発売したのを皮切りに、同年10月にはHDオーディオのビットストリーム出力に対応した「BDP-LX80」(20万円)を発売した。2008年12月にはフラグシップ「BDP-LX91」が登場した。
その後、10万円超モデルについてはやや間が空いたが、2014年11月にはBDの集大成と位置付けた「BDP-LX88」(27.8万円)を発売。同タイミングで弟機「BDP-LX58」(9.8万円)も発売された。この2機種からSACDやDVD-Audioに対応し、ユニバーサルプレーヤーとしての色合いを強めた。UDP-LX800/LX500はこの2機種の後継機として開発され、筐体設計などにおいてその設計思想を継承している。
高級UHD BDプレーヤーのジャンルではOPPO Digitalが先行していたが、同社は今年4月にAV/オーディオ機器の開発を終了を発表(関連ニュース)。「UDP-205」などが最後の世代になると明言した。こうした市場環境も、パイオニアが満を持して投入するUDP-LX800への期待を後押ししていると言える。
■UDP-LX800が狙ったUHD BD最高峰の音質/画質とは?
本機の企画・開発を手がけた宮川修男氏は、なぜこのタイミングで光ディスク再生に特化したプレーヤーを開発したのか説明した。同氏は「配信やストリーミングなどコンテンツの入手・再生方法が大きく変化する中、画質・音質共に安定して最良のクオリティで再生できるメディアは依然として光ディスクだと考えている」とコメント。
そしてUDP-LX800においては、最高のディスク再生を実現するために、「高剛性筐体」「高S/N設計」「高音質化設計」「高画質化設計」「HDMI高音質化技術」の5つの要素を念頭に開発が行われたという。これらを実行するため、歴代の光ディスクプレーヤーで培ったノウハウを結集して「世界最高のUHD BD対応ユニバーサルディスクプレーヤー」を目指した。
先行してUDP-LX500が登場しているが、こちらが18.5万円に対して、最上位となるUDP-LX800は36.5万円と価格で大きな開きがある。物量面などでさらなるクオリティ追求が行えそうだが、パイオニアでは本機でどのような音質/画質を目指したのだろうか。
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