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高スペック・ロングバッテリー・薄型軽量を実現

VAIO、独立後初の完全オリジナルPC「VAIO Z」「VAIO Z Canvas」

公開日 2015/02/16 15:00 ファイル・ウェブ編集部
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(株)VAIOは、国内向けUltrabookで唯一28W Uプロセッサを搭載するなどハイスペックを追求しながらも約1.34kgと軽量さを実現させた「VAIO Z」を発表。本日2月16日より受注開始した。また、これまで各種展示会等に参考出展してきた「VAIO Prototype Tablet PC」を「VAIO Z Canvas」として5月に発売予定であることも発表した。

VAIO Z

VAIO Z canvas

ユーザー自身がスペックを選択するCTOモデルで、最も安い構成にした場合の価格は「VAIO Z」が約19万円から。「VAIO Z Canvas」の価格は未定だが20万円台後半になることが予想される。また、VAIO Zはファッションブランド「BEAMS」とのコラボレーションモデルも3月に台数限定での発売を予定しており、こちらは通常モデルにプラス6,000円で販売する。

■高スペック・軽量・ロングバッテリーを実現させたフラグシップ機「VAIO Z」

VAIO Zは、WQHD(2,560x1,440)解像度、221dpiで13.3型のタッチパネル液晶を搭載したノートPC。ディスプレイは可動式で、通常のクラムシェルスタイルに加えてタブレットスタイルでも使用できる。OSはWindows 8.1/8.1 Pro、CPUはCore i7 5557U 3.10GHz/Core i5 5257U 2.70GHz、メモリーは16GB/8GB、ストレージはSSD 512GB/256GB/128GBから選択できる。

画面を閉じたところ

同社はソニーから独立後すでに第一弾製品として「VAIO Pro」と「VAIO Fit」を発売しているが、これらはソニー時代のモデルをベースにしたものだった(関連ニュース)。今回のVAIO Zが、VAIO(株)として完全オリジナルで開発して一般発売される初の製品ということになる。また、ソニー時代にフラグシップ機へ付与していた「Z」型番の製品でもある。

ブラックとシルバーの2色で展開

これまでモバイルPCで使用されることのなかったTDP28W Uプロセッサーを搭載。クラムシェルモードでは、Congurable TDP機能を活用して、プロセッサーを通常電力CPU並の35Wに設定を引き上げて使用するほか、15Wのサイレントモードを選択することもできる。

タブレットとしても利用可能

タブレットモード時も使用しやすいよう配慮し、キーボード部が背面にならない機構を採用

また、一般的なモバイルノートに搭載されるCPU内蔵Graphicsの2倍の演算ユニットを持つIntel Iris Graphicsを搭載。HD Graphicsをはるかに上回る処理能力を持ち、ディスクリートGraphicsに迫る能力を発揮するという。

対面の相手に画面を見せやすいスタイルにも

■「Z ENGINE」を搭載

メインユニットには、同社が強みだとする高密度実装技術と熱冷却設計技術をつぎ込み、長野県安曇野市の本社工場で設計・製造した「Z ENGINE」を搭載。部品間ギャップや配線間長をギリギリまで追い込んで小型化したほか、冷却ファンやヒートパイプなども一から新しく開発した。

VAIO Fit 13のマザーボード(下)とのサイズ比較

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