一条真人の体当たり実験室
DLNA 1.5対応のBRAVIAでWindows7のメディア機能を試す
■DLNA1.5のコントローラデバイスを使ってみる
いよいよDLNA 1.5機器とLANで接続し、様々な実験を行っていくことにしよう。
DLNA1.0と比較した場合、DLNA1.5ではまず、デバイスの種類(クラス)が拡張されている。サーバー(DMS)とプレーヤー(DMP)しかなかった1.0に対して、コントローラ(DMC)、レンダラー(DMR)というクラスが追加されている。そして、Windows 7はこれらの追加されたクラスに対応している。
コントローラというのはサーバーとクライアントの両方を制御することができるものであり、特定のサーバーの持っているメディアコンテンツを特定のプレーヤーで再生するように指示する機能を持っている。Windows 7では、この機能を「リモート再生」と呼んでいる。
最近のAV機器のなかにはDLNA1.5に対応し、レンダラーとして使えるデバイスがある。あまり知られていないことだが、最近のBRAVIAでDLNAに対応している製品は、DLNA 1.5対応となっている。今回はそんなDLNA1.5対応デバイスであるソニーのBRAVIA「KDL-26J5」を使い、Windows 7のコントローラ機能を試してみた。
「KDL-26J5」はデフォルトでレンダラー機能はオンになっており、コントローラからアクセスがあった場合、自動的にアクセス許可を与えるようになっているため、そのまま何も設定しなくてもレンダラーとして機能するが、必要に応じて機能を切ることもできる。