メイン+サブの2画面ゲームに注目
iPad 2と「Digital AVアダプタ」が実現、新感覚の“2画面”ゲーム/ビデオ体験をレポート
■AirPlayではできないことが可能なDigital AVアダプタ
家庭内では、動画や写真、ゲームをテレビで表示するという使い方がメインになるだろう。
AirPlayとApple TVの組み合わせでも、映像や写真をワイヤレスで送信し、テレビで表示することは可能だ。だが、これを実現するには、そもそもApple TVを買わなければならず、追加出費が必要で、しかも表示できるのは特定のコンテンツに限られる。また、iPad上の画面をピンチイン/ピンチアウトして出力画面を拡大/縮小することもできない。
その一方で、ケーブル1本で接続できる「Digital AVアダプタ」は、とてもシンプルで実用的だ。
iPadとアダプターさえ持って行けば、友人宅であろうが訪問先の会社であろうが、すぐにiPadの画面を表示できる。しかもiPadに表示される画面なら何でも表示できるので、AirPlayのように特定のコンテンツだけしか表示できない、という制限に悩まされることもない。
また、たとえば写真を切り替えた場合やピンチアウトして拡大させた場合など、ほぼタイムラグ無しにテレビ画面に反映されることも、当たり前のようだが重要なポイントだ。
AirPlayでは、環境にもよるが若干操作感に引っかかりがあるし、動画をAirPlayで再生するときは、かなりバッファリングに時間がかかり、再生開始まで待たされることがある。こういった遅延が無いのは有線接続の大きなメリットだ。