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鴻池賢三がレビュー

AQUOSは次のステージへ−ネット強化のフラグシップ機で新たな幕開けを体験

公開日 2011/08/30 13:05 鴻池賢三
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■「AQUOSインフォメーション」や「見守りサービス」など独自機能も充実


各種情報が画面右下の「AQUOSインフォメーション」に表示される
そのほかにもネットワーク機能の充実ぶりは著しい。「AQUOSインフォメーション」は、あたかも街角の電光掲示板のように、画面隅にニュースや各種インフォメーションが流れる機能だ。

興味を持ったニュースが目に飛び込んで来たら、リモコンで操作すると、画面左半分でテレビ画面を縮小して視聴を続けながら、画面右半分を利用してニュースを詳しく読むことができる。また、あらかじめ設定した検索条件からおすすめの番組を知らせたり、同時間帯に普段と違うチャンネルを見ていると、いつも見ている「常連番組」を知らせてくれたりと、見逃し、取り逃しを防ぐ機能もあわせもっている。

「見守りサービス」は、テレビ使用状況をメールで知らせる機能。高齢の単身世帯などに本機を設置しておけば、安心できるだろう。テレビは利用頻度が高い家電の一つなので、高齢者の見守り機能とは相性が良い。

■USB-HDDへの録画機能も大幅強化

高画質のフラッグシップ機としては少し意外だが、外付けUSB-HDDへの録画機能も大幅に強化された。地上デジタルは3チューナー、BS/110度CSデジタルは2チューナーを搭載しているので、テレビ視聴中に別の2番組を同時録画できる。うち1番組はAVC長時間録画にも対応する充実ぶりだ。

USB-HDDは最大16台まで登録でき、4台まで同時接続が可能なので、フルにHDD容量を確保すれば、DRモードで画質を落とさずに長時間の録画が可能だ。またAVC長時間録画は、AVC 4倍相当の「モード1」と8倍相当の「モード2」が選択できる。画質の要求度に応じ、DRモードと使い分ける事で、同じHDD容量でもさらなる超長時間録画ができる。

AVC録画時の画質は、AQUOSレコーダーと同様、選択した画質モードに合わせて最適なノイズリダクションを行い、画質をキープする機能が備わっている。4倍相当の「モード1」の画質は優秀で、地上デジタル放送ならDRモード録画と見分けが付かない場面も多いだろう。超長時間録画派ユーザーには頼もしい機能だ。

また新たな機能として、USB-HDDへ録画した番組を、LAN経由で対応のBDレコーダーやNASへダビングすることも可能になった。

そのほかにも、録画時に音声の切り換わりを検知し、自動でチャプターを付与する機能も搭載され、使い勝手はレコーダー専用機に極めて近くなった印象だ。「ひかりTV」が録画できるのも面白い。

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