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「明るい3D映像」の実力とは

ワイヤレス対応で驚きの“使いやすさ”を実現 ー エプソンのプロジェクター「EH-TW6000W」を徹底研究

公開日 2011/10/28 10:04 レポート/山之内 正
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ホームプロジェクターの可能性を広げる「ワイヤレス対応」というアプローチ

本体がコンパクトで設置場所を選ばないだけでなく、3D用エミッターを内蔵しているため、本体とは別にエミッターの置き場所を確保する必要がない点もありがたい。また、本体リア側にステレオスピーカーとアンプを内蔵した「オールインワン」タイプなので、リビングなどにプロジェクターだけ設置して、気軽に映画や音楽ソフトを楽しみたい時にとても重宝する。

本体には10W×2のステレオスピーカーも内蔵している

さらにWirelessHD対応機ならHDMIケーブルを接続する必要がないので、本体の電源ケーブルをコンセントにつなぐだけで、配線が簡潔に済んでしまうのだ。テーブルや棚の上に本機を載せ、付属のWirelessHDトランスミッターにBDプレーヤーまたはBDレコーダーをつなぐだけで、手軽なホームシアターシステムが完成する。

コンパクトな「WirelessHD」トランスミッターを同梱する

WirelessHDのセッティングメニュー

本機はレンズシフト機構こそ省かれているが、本体搭載のスライド式レバーで画面の歪みを補正する台形補正機能を積んでいる。この機能を利用するとスクリーンに対して斜めの位置から映像を投写しても画面の歪みを補正でき、設置場所の選択肢が広がる。

天面のリングでズーム&フォーカスを操作可能。「スライド式ヨコ台形補正」の調整レバーも搭載した

スライド式ヨコ台形補正のメニュー表示


タテ±30度の台形補正機能も備える

台形補正の調整メニュー表示


セッティング時にはテストパターンを表示しながら適正な表示位置を調整できる

プロジェクターの仰角は脚の長さで調節する

本体の奥行きが小さいことに加え、本体の前面側から吸排気を行うため、壁に近付けて設置する用途にも向く。プロジェクターは導入したいが、置き場所に悩んでいる方に一押しの3Dプロジェクターである。

前面吸排気ダクトを採用したことで、設置場所の自由度がアップ。背面へのスピーカー搭載も実現している

天吊り設置にも対応した


100型画面を295cmの距離で投写可能な短焦点レンズを搭載。光学ズーム倍率は1.6倍。フォーカスはマニュアル操作

レンズカバーはキャップタイプ

次ページ明るめのリビングでも楽しめる3D映像を実現した

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