どうトリミングする?マンガにも効く?
自動で“プロっぽい”写真が撮れる! ソニー“α57”「オートポートレートフレーミング」の限界を探る
■物を持つとどうなる? ロングショットでは?
次に、何か物を持った場合に、そうしたアイテムも考慮に入れてトリミングを行ってくれるのかを試したのが下の写真。弊社刊行の「Smart+」(※コンビニで絶賛発売中!よろしくお願いします!)を持ってみた。
しかし、これまで見てきたように顔を正面に向けた状態では縦位置でトリミングされることが多いため、雑誌の表紙は大胆にトリミングされるという残念な結果に。雑誌を見るようにする(アイテムの方向に顔を向ける)ことでなんとか対処できるといったところだろうか。やはり、あくまでも顔認識を基にしているということで、物やポーズはあまり判断材料にしてくれないようだ。
ただ、手に持つアイテムをビニール傘に変えてみたところ、ちゃんと傘を持っている方の空間を多めに残してトリミングするという結果に。たまたま視線がややそちらよりになってしまっていたのか、それとも傘の柄の部分もトリミングの判断材料にしてくれたのか…。
さて、ここまでは基本的にバストショットでの撮影ばかりだったが、全身が写るくらいの引いた状態で撮影するとどうなるのかも試してみた…のだが、プレビューで顔認識機能こそ働くもの、オートポートレートフレーミングはオンになってくれなかった。「いくら全画素超解像でもそんなには引き延ばせないよ」ということなのかもしれない。