「4つのタフネス」でアウトドアユースに強い
クリエイティビディを刺激するWi-Fi搭載ビデオカメラ − JVC“ADIXXION”「GC-XA1」を試す
ビデオカメラ“Everio“シリーズで人気を集めるJVCから、Wi-Fi機能を搭載するアウトドア仕様の小型デジタルビデオカメラ“ADIXXION(アディクション)”「GC-XA1」が登場する。“4つのタフネス”をコンパクトボディで実現した本機の実力を、ライターの一条真人氏がチェックする。
「QUAD-PROOF」のタフネスを実現したアウトドア対応のビデオカメラ
JVCからタフなビデオカメラ“ADIXXION”「GC-XA1」が登場した。JVCでは本機の特徴となるタフネス性能を「QUAD-PROOF」と称している。「QUAD=4つ」のタフネスの内容は、防水・耐衝撃・防塵・耐低温になる。
防水はIPX8相当の5m対応、防塵はIP6X相当になる。そして、低温はマイナス10度までの耐久性を持つ。耐衝撃はMIL規格(MIL-STD 810F Method516.5-Shock)準拠で、撮影中にうっかり土の地面の上などに落としたぐらいでは壊れる気がしないほど、ボディはタフな印象だ。
しかも超コンパクトで軽量なボディはポケットに入れて手軽に持ちはこべるし、手のひらに握ったまま走ったりしても負担が少ない。
このカメラには三脚穴を使ってカメラをホールドできる多くの専用アクセサリーが用意されており、ヘルメットや自転車のハンドルに固定することもできる。撮影者がパフォーマンスを行いながら、同時に映像を撮影することができるというわけだ。
本体のタフさを追求するためか、側面に設けられたディスプレイは角度調節が行えない。従って撮影時にアングルを確認するためには、ディスプレイを横からのぞき込まなければならない。多少普通のビデオカメラとは使い勝手が異なるビデオカメラなのだ。
ビデオカメラとしての基本的な操作性はスムーズ
ボディ上部後ろの電源ボタンを長押しすると本体が起動する。側面のMENUボタンを押せばメニューモードになり、撮影時の画質や無線LANなどの設定が行える。
また、上部中央のSETボタンで撮影を開始・終了する。側面のディスプレイでは撮影画像のプレビューチェックも行える。
内蔵バッテリーの充電はUSBケーブル接続で行う。充電時はレンズの上側に配置されたオレンジランプが点滅し、フル充電になると消灯する。なおパソコンとUSBケーブルで接続すると、充電とともにデータの転送も行えるようになる。
1080/30pまでカバーする動画撮影
レンズはズームではなく画角固定の超広角レンズ。撮りたい方向にカメラを向ければ、だいたい被写体を逃すことなく撮影できるはずだ。
本機では1,920×1,080/30pのフルHD映像を撮影できる。またウェブアップロードを中心とした用途を想定して720pモードも設けているが、こちらでは30フレームと60フレームを選ぶことができ、720/60pモードではフレームレートが高い分、スムーズな映像が行えた。アクティブなシーンの撮影にはオススメだ。
専用アプリ「WiVideo」でスマホがリモコン代わりになる
撮影映像の確認は本体側面のディスプレイで行えるほか、スマートフォンにWi-Fi接続してチェックすることも可能だ。スマートフォンの側からカメラの撮影機能をコントロールすることもできる。
同機能はiPhoneあるいはテザリングに対応したAndroid端末で「WiVideo」という無料アプリを使って行える。
iPhoneでテストしてみた接続の手順は、以下のフォトレポートの通り。リモコン機能でデジタルズームの操作までできるのはなかなか便利に感じた。リモコン操作の動作レスポンスも悪くない。
ユーザーのクリエイティビティを刺激する新感覚のカメラ
“ADIXXION”「GC-XA1」は、ちょっとした防水機能を搭載したビデオカメラ、という趣とはまったく性格が異なる。スポーツやアウトドアレジャーなど、様々なアクティビティを高画質な動画で記録しておきたいという、アクティブなユーザー向けの高機能なビデオカメラなのだ。多彩なアクセサリーも用意されており、ユーザーのクリエイティビティ次第で、いろいろな活用方法が生まれてきそうな可能性を感じさせてくれる。
◆一条真人 プロフィール
デジタルAV関連、コンピュータ関連などをおもに執筆するライター。PC開発を経て、パソコン雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスワン」編集長を経てフリーランスに。All Aboutの「DVD ・HDDレコーダー」ガイドも務める。趣味はジョギング、水泳、自転車、映画鑑賞など。
「QUAD-PROOF」のタフネスを実現したアウトドア対応のビデオカメラ
JVCからタフなビデオカメラ“ADIXXION”「GC-XA1」が登場した。JVCでは本機の特徴となるタフネス性能を「QUAD-PROOF」と称している。「QUAD=4つ」のタフネスの内容は、防水・耐衝撃・防塵・耐低温になる。
防水はIPX8相当の5m対応、防塵はIP6X相当になる。そして、低温はマイナス10度までの耐久性を持つ。耐衝撃はMIL規格(MIL-STD 810F Method516.5-Shock)準拠で、撮影中にうっかり土の地面の上などに落としたぐらいでは壊れる気がしないほど、ボディはタフな印象だ。
しかも超コンパクトで軽量なボディはポケットに入れて手軽に持ちはこべるし、手のひらに握ったまま走ったりしても負担が少ない。
このカメラには三脚穴を使ってカメラをホールドできる多くの専用アクセサリーが用意されており、ヘルメットや自転車のハンドルに固定することもできる。撮影者がパフォーマンスを行いながら、同時に映像を撮影することができるというわけだ。
本体のタフさを追求するためか、側面に設けられたディスプレイは角度調節が行えない。従って撮影時にアングルを確認するためには、ディスプレイを横からのぞき込まなければならない。多少普通のビデオカメラとは使い勝手が異なるビデオカメラなのだ。
ビデオカメラとしての基本的な操作性はスムーズ
ボディ上部後ろの電源ボタンを長押しすると本体が起動する。側面のMENUボタンを押せばメニューモードになり、撮影時の画質や無線LANなどの設定が行える。
また、上部中央のSETボタンで撮影を開始・終了する。側面のディスプレイでは撮影画像のプレビューチェックも行える。
内蔵バッテリーの充電はUSBケーブル接続で行う。充電時はレンズの上側に配置されたオレンジランプが点滅し、フル充電になると消灯する。なおパソコンとUSBケーブルで接続すると、充電とともにデータの転送も行えるようになる。
1080/30pまでカバーする動画撮影
レンズはズームではなく画角固定の超広角レンズ。撮りたい方向にカメラを向ければ、だいたい被写体を逃すことなく撮影できるはずだ。
本機では1,920×1,080/30pのフルHD映像を撮影できる。またウェブアップロードを中心とした用途を想定して720pモードも設けているが、こちらでは30フレームと60フレームを選ぶことができ、720/60pモードではフレームレートが高い分、スムーズな映像が行えた。アクティブなシーンの撮影にはオススメだ。
専用アプリ「WiVideo」でスマホがリモコン代わりになる
撮影映像の確認は本体側面のディスプレイで行えるほか、スマートフォンにWi-Fi接続してチェックすることも可能だ。スマートフォンの側からカメラの撮影機能をコントロールすることもできる。
同機能はiPhoneあるいはテザリングに対応したAndroid端末で「WiVideo」という無料アプリを使って行える。
iPhoneでテストしてみた接続の手順は、以下のフォトレポートの通り。リモコン機能でデジタルズームの操作までできるのはなかなか便利に感じた。リモコン操作の動作レスポンスも悪くない。
ユーザーのクリエイティビティを刺激する新感覚のカメラ
“ADIXXION”「GC-XA1」は、ちょっとした防水機能を搭載したビデオカメラ、という趣とはまったく性格が異なる。スポーツやアウトドアレジャーなど、様々なアクティビティを高画質な動画で記録しておきたいという、アクティブなユーザー向けの高機能なビデオカメラなのだ。多彩なアクセサリーも用意されており、ユーザーのクリエイティビティ次第で、いろいろな活用方法が生まれてきそうな可能性を感じさせてくれる。
◆一条真人 プロフィール
デジタルAV関連、コンピュータ関連などをおもに執筆するライター。PC開発を経て、パソコン雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスワン」編集長を経てフリーランスに。All Aboutの「DVD ・HDDレコーダー」ガイドも務める。趣味はジョギング、水泳、自転車、映画鑑賞など。