【特別企画】短期集中連載
ティアック「Reference 501シリーズ」を聴く(第3回) プリメインアンプ「AI-501DA」
■高品位なパーツを多数搭載。スイッチ類の操作感も絶妙
内部を見ていこう。アンプ回路は、小型かつ高効率のClass-Dアンプを採用。ノルウェーのABLETEC社によるALC0180デジタルパワーアンプは、高い出力と低い消費電力を兼ね備えている。
またアンプ駆動の足腰、電源部も充実。電源回路の要であるトランスにはトロイダルコアトランスを採用。またショットキーバリアダイオードも採用し整流ノイズの発生を抑えている。
DACチップは定評あるバーブラウン社製「PCM5102」を採用。またアナログ回路部分のオペアンプやコンデンサーといったパーツも実績のあるものを採用している。なおUSB伝送にはアシンクロナス方式を採用している。
最後にヘッドホンアンプ回路だが、オペアンプを左右独立で各1基ずつ使用する構成としている
操作感にも触れておきたい。まずは電源のトグルスイッチだが、これがパチンと実に気持ちよく動く。またボリュームノブは回し心地が滑らかで、重すぎず軽すぎずの絶妙のトルク感。少し回すだけで音量が敏感に変化するが、適切なトルクのおかげでその微調整がしやすい。何しろ、触っていて気分が良いアンプだ。