[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第32回】まさかの300時間駆動ポタアン! JL Acoustic Labs「BAB1-XA」を試す
測定環境は、入力ソースはラジオ(パナソニック「RF-U150A」)で、どこにもチューニングを合わせていないときに得られるホワイトノイズ、イヤホン(ソニー「XBA-1」)もちゃんと接続して、本体のボリュームは12時の方向。ラジオとアンプの接続はモノラル・ステレオ変換アダプターを経由している。その環境でバッテリーを休ませることなく連続で鳴らし続けた。
出勤時と帰宅時と、休み休みになる実際の利用よりも厳しい条件での測定だが、「過酷な使い方をしても最低限その時間だけは使える」という安心の目安を得られるだろう。
本機をMacのUSB端子に接続して充電開始し、「CHARGE」ランプが消灯して「END」ランプが点灯=満充電を確認後、テストを開始した。
もったいぶらずに早速結果発表だ。
・再生開始:2012年12月29日15時00分
・停止確認:2013年01月06日14時30分
→連続再生:191時間30分(8日間弱)
…となった。停止確認は「外出から帰宅したら停止していた(動作ランプが消えて音も出ていなかった)」という形になってしまい、実際に停止した現場は押さえられなかったのだが、そこはご容赦を。
結果としてはスペック上の動作時間300時間に対して、今回のテスト環境での連続再生時間は約190時間となった。両者を並べると結果は少し残念だが…。
…いや190時間でもすごい。毎日通勤通学の往復で3時間使うとして2ヶ月いける。そこまでいけてしまうと、どういうタイミングで充電したらいいのかわからなくなってしまいそうなほどのロングライフだ。
実際にこれだけのバッテリーライフが実現できているとなると、動作時間を半分にする代わりに薄型にしたモデルなども需要はあるのではないだろうか。それでも1ヶ月いけるわけだし。
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