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hibino/iBassoから登場、USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「MICRO PRECISION DH1」実力チェック
■シンプルながら使い勝手や高級感も高いDH1
USB-DAC部分のスペックはPCM 192kHz/32bitとDSD 5.6MHzを”ネイティブ”再生。Windows 8以降という制限はあるが、32bitも”ビットパーフェクト”再生だ。DACチップはTI「PCM1795」を採用。動作基準のクロックは44.1kHz系と48kHz系の2つを用意し、再生音源のフォーマットに合わせて動作する。なおDSDへのネイティブ再生対応は、iBasso Audioの製品として初めてのはずだ。
使い勝手も万全だ。カードケースサイズのため、デスクトップで全く邪魔にならない。電源はUSBバスパワーなので配線もすっきり。必要とあらばノートパソコンと一緒に持ち歩いて使うことも容易だ。
ボリュームは+とーのボタン式で、64ステップのデジタル制御。64ステップというのが絶妙で、1回押せば音量は確かに変化するが、変化しすぎない。続けて押せば、チマチマではなく、サッと大きく変化してくれる。ただし手持ちのパワードモニタースピーカーに直結した際にはステップごとの変化が大きくなり、微調整は難しかった。
また、ヘッドホン出力に並んで出力レベル固定のライン出力も搭載。両出力は同時出力なので、随時差し替えて使い分けることが必要だ。
筐体はアルミを底面からくり抜き、その底面から蓋をするスタイル。その小ささもあって頑強だ。エッジの丸め具合や表面の手作業ヘアライン仕上げにより、見た目も上質だ。
さて、冒頭に書いたようにこのモデルは「hibino/iBasso」というブランドを冠している。iBasso Audioを日本に紹介してきたヒビノインターサウンド株式会社とiBasso Audioが、ポータブルオーディオ分野において先鋭的な市場である日本に対応するため、新たに立ち上げた新ブランドだ。「h/iB」と略記するとかっこいいのでおすすめしたい。
ということで今回は、そのAKGプロシューマーラインのフラッグシップヘッドホン「K812」と組み合わせて試聴してみた。
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