<山本敦のAV進化論>第18回
アプリ不足も一気に解消! 「Chromecast」のミラーリング機能を試す
今週はGoogleのテレビ用スティック型端末「Chromecast」をピックアップする。中でも、7月下旬からソフトウェアアップデートによって、一部機種で可能になったミラーリング機能を中心に試してみた。国内ではまだChromecastのネイティブ対応アプリがそれほど多くない状況だが、スマホ/タブレットの画面をミラーリングできれば、使い道が一気に広がりそうだ。はたして、Choromecastのミラーリング機能はどれくらい“使える”のだろうか?
■スマホやタブレットの画面がテレビにミラーリングできる機能が加わった
はじめに、Chromecastがどんな製品で、何ができるのかについて簡単に整理しておこう。ChromecastはテレビのHDMI端子に接続し、スマホ/タブレットのオンライン動画や対応アプリのコンテンツを、テレビに無線でストリーミング表示するデバイスだ。コントローラーとしてアプリ「Chromecast」が用意されている。昨年7月にアメリカで発売がスタートして、その後世界各国で好評を得たことから、今年の5月28日、遂に日本国内でも発売を開始した。シンプルな使い勝手、4,200円(税抜)という手頃に試せる販売価格も人気を後押ししているようだ。
ChromecastアプリはAndroidとiOSのスマートフォン、タブレットに対応。アプリから再生したい動画コンテンツを検索して、Wi-Fi経由でChromecast本体にキャスト(ストリーミング)しながらテレビの大きな画面で楽しめる。
現在、Chromecastにネイティブで対応するアプリとして、YouTubeやGoogle Playムービー、Google+などが用意されている。日本国内では端末の発売に合わせて、NTTドコモが「dビデオ」アプリを対応させたほか、KDDI「ビデオパス」のコンテンツもChromecastで楽しめるようになっている。NTTドコモの「dビデオ」はドコモユーザーでなくても登録を行えば利用ができるキャリアフリーのサービスなので、Chromecastを買ったらぜひ使ってみたいサービスだ。
率直に言って、いまのところ対応アプリは少ない。だから買ったはいいものの、使う機会があまり多くないという方もいるだろう。Mac/WindowsのChromeブラウザではアプリ画面のミラーリングもできるが、それだけでは物足りないと感じていたところ、6月末になって、スマートフォンやタブレットの画面をWi-Fi経由でミラーリング表示するソフトウェアアップデートの提供が発表された。
ソフトウェアアップデートの対象となる機種は、NEXUSシリーズについては2013年版のNEXUS 7のほか、NEXUS 10/5/4。残念ながら2012年版のNEXUS 7はまだ含まれていない。サムスンのGALAXYシリーズやLGのGシリーズでも一部機種から対応がスタートしている。いずれもAndroid OS 4.4以上を搭載していることが条件になる。
ミラーリング機能が加わると、どの程度Chromecastの便利さが高まるのだろうか。今回は検証用にAndroidタブレット「NEXUS 7」の2013年モデルを用意したので、まずは本体のセットアップ手順から紹介していく。
■「画面のキャスト」はとても簡単
Chromecast本体のセットアップはとても簡単。テレビの空いているHDMI端子に装着して、電源はUSBから供給する。本体パッケージに電源アダプターも同梱されているが、テレビやBDレコーダーのUSB端子から給電すれば配線がよりシンプルに済む。
■スマホやタブレットの画面がテレビにミラーリングできる機能が加わった
はじめに、Chromecastがどんな製品で、何ができるのかについて簡単に整理しておこう。ChromecastはテレビのHDMI端子に接続し、スマホ/タブレットのオンライン動画や対応アプリのコンテンツを、テレビに無線でストリーミング表示するデバイスだ。コントローラーとしてアプリ「Chromecast」が用意されている。昨年7月にアメリカで発売がスタートして、その後世界各国で好評を得たことから、今年の5月28日、遂に日本国内でも発売を開始した。シンプルな使い勝手、4,200円(税抜)という手頃に試せる販売価格も人気を後押ししているようだ。
ChromecastアプリはAndroidとiOSのスマートフォン、タブレットに対応。アプリから再生したい動画コンテンツを検索して、Wi-Fi経由でChromecast本体にキャスト(ストリーミング)しながらテレビの大きな画面で楽しめる。
現在、Chromecastにネイティブで対応するアプリとして、YouTubeやGoogle Playムービー、Google+などが用意されている。日本国内では端末の発売に合わせて、NTTドコモが「dビデオ」アプリを対応させたほか、KDDI「ビデオパス」のコンテンツもChromecastで楽しめるようになっている。NTTドコモの「dビデオ」はドコモユーザーでなくても登録を行えば利用ができるキャリアフリーのサービスなので、Chromecastを買ったらぜひ使ってみたいサービスだ。
率直に言って、いまのところ対応アプリは少ない。だから買ったはいいものの、使う機会があまり多くないという方もいるだろう。Mac/WindowsのChromeブラウザではアプリ画面のミラーリングもできるが、それだけでは物足りないと感じていたところ、6月末になって、スマートフォンやタブレットの画面をWi-Fi経由でミラーリング表示するソフトウェアアップデートの提供が発表された。
ソフトウェアアップデートの対象となる機種は、NEXUSシリーズについては2013年版のNEXUS 7のほか、NEXUS 10/5/4。残念ながら2012年版のNEXUS 7はまだ含まれていない。サムスンのGALAXYシリーズやLGのGシリーズでも一部機種から対応がスタートしている。いずれもAndroid OS 4.4以上を搭載していることが条件になる。
ミラーリング機能が加わると、どの程度Chromecastの便利さが高まるのだろうか。今回は検証用にAndroidタブレット「NEXUS 7」の2013年モデルを用意したので、まずは本体のセットアップ手順から紹介していく。
■「画面のキャスト」はとても簡単
Chromecast本体のセットアップはとても簡単。テレビの空いているHDMI端子に装着して、電源はUSBから供給する。本体パッケージに電源アダプターも同梱されているが、テレビやBDレコーダーのUSB端子から給電すれば配線がよりシンプルに済む。