【特別企画】連載第3回:「ざんまいスマートアクセス」など新機能を試す
折原一也が“最も心動かされた4Kテレビ” − レグザ「Z10X」の進化した“タイムシフトマシン機能”を体験レポート
「ざんまいスマートアクセス」とは、「タイムシフトマシン」で録画された番組群により賢く、そして効率よくアクセスするため搭載された新UIだ。
リモコンの「ざんまい」ボタンから表示できるその画面の最大の特徴は、テレビ放送、そして番組再生を止めずに操作できる”ながら見”を前提としていること。例えば、「ニュース」「スポーツ」「ドラマ」「音楽」「映画」といったジャンル別、そして、「いつもの番組」「あなたにおすすめの番組」といったカテゴリ別の番組を、テレビ放送を見ながら高速レスポンスで切り替えて表示できる。
テレビを見ながら他に面白い番組がないかと探す操作が視聴を妨げずに行える。当たり前のことのように思えるが、テレビ内蔵の録画機能も、レコーダーでさえも、この動作ができるモデルは非常に少ない。家族や友人と一緒に見ることもあるというテレビの特性を考えると、こうした”ながら操作”の機能はあって然るべきものだろう。
「ざんまいスマートアクセス」のユニークなところは、リモコンに内蔵した音声マイクによる”会話”からも呼び出せることだ(※音声による検索操作機能の利用にはインターネット接続環境が必要。また購入後にソフトウェアの更新が必要な場合がある)。要は音声コントロール機能なのだが、おそらくほとんどの人が想像する音声コントロールよりもかなり賢い、Z10Xにマッチした作り込みが行われている。
機能の呼出は簡単で、リモコンの「ボイス」ボタンを押すとテレビの音声がミュートされ、マイク入力の受付が可能になる。そこで「タイムシフトマシン」で録画された番組に対する検索ができるのだが、この検索精度が高く、そして想像以上に複雑な検索条件に対応している。
例えば「○○を見たい」と連ドラタイトルで声をかけると、録画済みの放送回がヒットするのはもちろん、「月曜日で絞り込んで」「一昨日の○○を見たい」と日付で絞り込めば指定した分がヒット。また「火曜日のドラマが見たい」と言えば、“日付+ジャンル”で検索、絞り込みして、火曜日に放送されているドラマを探し出してくれる。放送局絞り込みも対応できるので「TOKYO MXのアニメを見たい」で、同局のアニメのみ探し出すといったことも簡単に行える。