【特別企画】連載第3回:「ざんまいスマートアクセス」など新機能を試す
折原一也が“最も心動かされた4Kテレビ” − レグザ「Z10X」の進化した“タイムシフトマシン機能”を体験レポート
検索キーワード自体は当然独立局までもカバーする上に、英語表記の番組もちゃんと音声認識して検索してくれるので問題なし。また、漢字に英語やカタカナ言葉を当て字にしているような、表記上の番組名と読みが一致していない番組でも自動的に変換する。単純な音声認識だけでなく、クラウド上で実在する番組名とマッチングさせた上で認識していることは明白だ。
さらに、もう少しアバウトな話し方をしても、文脈を理解してくれる。例えば「○○(監督名)のアニメが見たい」といった具合に声をかけても、ちゃんと該当番組を見つけてくれた。
ボイス検索時の文脈の判断はとても良くできていて、例えば、「日米野球を見たい」では試合そのものを検索結果として表示するが、「日米野球の結果を教えて」では、(ニュースなどのコーナーを見れば結果が判るため)同社のシーン情報サービスであるレグザクラウドサービス「TimeOn」と連動してシーンリストにジャンプ。間違えて最初は番組で検索しても「シーンで探して」と声をかければ前回の検索情報の文脈から判断してくれるので、「日米野球/シーン」として検索をやり直してくれる親切ぶりだ。
他にもCMの名前をピンポイントで入れても良し、女優やアーティスト名で検索しても良しで、音声入力はリモコン操作より早く、そして番組名や人名などに関してはとても認識精度が高い。もうリモコンによるキーワード入力など今後使うことはないのではないかと思うほど、使い勝手の良いものになっている。
ちなみにボイス機能は将来の録画予約にも対応。例えば「地デジのサッカー番組を予約したい」と言えば、該当する番組が一覧表示され、そこから選ぶだけでOKだ。
■もはやリモコンいらず!? 便利な「TimeOn番組シーン検索」アプリ
もちろん、家族が周りにいたりしてボイスコントロールが使えない状況もあるだろうし、もっとじっくりリストを見て番組を選びたいということもあるだろう。そんな時に役立つのが、スマホ向けの「TimeOn番組シーン検索」アプリだ。対応機種はiOS7.1以降(Android版は2015年春予定)で、筆者のiPhone 6でもすぐにセットアップして使用できた。
※アプリをセットアップした端末機器をインターネットに接続し、テレビと同じ家庭内ネットワーク(LAN)に接続する必要がある。