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【特別企画】連載第3回:「ざんまいスマートアクセス」など新機能を試す

折原一也が“最も心動かされた4Kテレビ” − レグザ「Z10X」の進化した“タイムシフトマシン機能”を体験レポート

公開日 2014/11/25 11:01 折原一也
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「TimeOn番組シーン検索」は、簡単に言えば「ざんまいスマートアクセス」の画面、つまりZ10Xの録画番組リストをスマホ画面に表示し、操作するためのものだ。レグザクラウドサービス「TimeOn」のアカウント設定を経由してZ10Xとの連動設定さえ済ませてしまえば、アプリを起動してすぐに「ニュース」「ワイドショー」「音楽」といったリストを選ぶだけで、Z10Xの「タイムシフトマシン」に録画済みの番組の絞り込み表示に対応。もちろん、番組名、シーンを任意のキーワードによって検索することも可能だ。

「TimeOn番組シーン検索」アプリの画面

そしてスマホアプリ側で再生ボタンを押すとZ10Xでの番組再生が開始されることに加えて、手元のアプリ側ではすぐにシーンリストに代わる。例えば、歌番組を再生する際に、いきなり好きなアーティストの出演シーンを選んで再生したり、スポーツニュースではお目当ての競技にいきなりジャンプしたりと、ピンポイントで効率の良い再生を手助けしてくれる。

ジャンルやシーンでの検索も可能。もちろん番組やシーンの検索結果画面からそのまま再生指示を行える

実のところ、特にシーン情報が登録されている番組を視聴するのであればリモコンで操作するより、この「TimeOn番組シーン検索」で操作した方が遙かに効率が良い。テレビの電源さえリモコンで入れてしまったら、後の視聴操作はスマホ・タブレットというふうに使い分けてしまっても良いだろう。

■レグザサーバーとの連携でタイムシフトマシンがさらにパワーアップする「タイムシフトリンク」

前述のように、今回のテストに用いた機器の組み合わせでは、地デジをHDレート(17Mbps)で録画した場合に6ch分の番組を約40時間録画可能。この「合計6ch、約40時間」という設定は、個人的には非常に“絶妙”だと感じさせられる。

もちろん、このままでもタイムシフトマシンがある生活の魅力は味わえる。だが、6chというチャンネル数では、関東の場合、キー局はすべてカバーできても、UHF局やBS/CS放送を追加する余裕はない。録画時間についても約2日前まで遡れるが、一週間前まで戻れる訳ではない(これは録画時間帯のカスタマイズで対処できるが…)。筆者のようにタイムシフトマシン機能をたっぷりと味わい尽くしたい場合には、そんなジレンマにも陥ってしまう。

だが、今回のZ10Xシリーズには、そんな悩みを解消してくれる、とても実用的な機能が新たに搭載されていることを紹介しておきたい。それが「タイムシフトリンク」だ。

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