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新生テクニクスをもっと知りたい! ご質問・ご意見に開発チームと山之内 正がズバリ回答

公開日 2014/12/16 12:21 構成:ファイル・ウェブ編集部
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■新生Technicsのポリシー
Voice.8
「Technicsが目指すサウンド、音楽再生のポリシーは何ですか?」(しゅうさん)

「以前のTechnicsはバタ臭さとは対極にある、端正で折り目正しいという印象を持っていました。今回復活するにあたって、どんな個性を目指しているのですか」(純米大吟醸さん)

「今回新生Technicsを立ち上げるにあたって、他社との差別化をどのように図りましたか? また、今後どういった方向性をもってブランドを構築していく予定ですか?」(ハイレゾさん)

「最盛期のTechnicsの音が大好きでした。伝統的な音は守られたのでしょうか」(マツキヨさん)

「過去のTechnics以上のクオリティを期待します」(さえまんさん)

Technics「Reference System」

回答者Technics開発チーム
音楽に感動するという人生におけるかけがえのない機会を、Technicsを通じて皆様にお届けしたいと思います。音づくりにおいては音の入口から出口まで、微細なレベルを追求する高精度な信号処理と伝送を極めるとともに、演奏家と聴く人が求める普遍の価値をもつ音への探求を両立させることが重要です。

いい音づくりの目標達成のために、すべてのプロセスにおいて音にこだわる専任体制を構築し、物理特性だけではなくサウンドコミッティによる総合的な厳正な音質評価を行います。あえて、どのような音とは言及しませんが、音楽が生まれる瞬間の感動を伝え切ることをTechnicsは目指していきます。




Voice.9
「最近はハイレゾブームですが、Technics開発陣はハイレゾを再生する機器にとって重要なポイントは何だとお考えですか?」(とどのつまりさん)

回答者Technics開発チーム
CDに比べて圧倒的な周波数特性、階調性に富むハイレゾ音源は、音楽が生まれる“場”の空気感をも再現できる能力を有しています。その能力を十全に発揮させるために、周波数特性や歪、S/N特性のみならず、時間精度すなわち全周波数帯域にわたって、位相特性が揃っていることが重要なポイントになると考えます。


■新生Technicsのサウンド/Technicsの歴史
Voice.10
「Reference Systemはセットで約500万円という高額な商品です。たとえば海外ブランドの同価格帯のオーディオ機器と比べて、音作りにはどのような違いがありますか?」(シャイニンさん)

各モデルの搭載された先進技術の詳細を、山之内氏は丁寧に確認していた

回答者山之内 正
プレーヤーとアンプの構成が既存のモデルと異なるため、同じ条件での比較はできませんが、100万円台前半のコンポーネントは国内ブランドではほぼトップエンドに位置付けられ、スピーカーもSB-R1より高価な製品は数えるほどしか存在しません。一方、海外ブランドには同等またはそれ以上の高額な製品がたくさんあります。いずれにしてもハイエンドの製品はブランドを代表する存在で、その音が各ブランドの音の方向を決めると言っても過言ではありません。特に海外ブランドには非常に個性が強い製品が多く、それらと比べるとReference Systemの音調はニュートラルな志向に感じます。


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