没入感がハンパない!
AKGのアニメ好き担当者が大興奮!「四月は君の嘘」BD最新巻をヘッドホンで観る
【第4話あらすじ】 コンクールの二次予選の日。かをりと公生は会場の廊下で出番を待っていた。緊張する公生を見て、宮園かをりは頭突きを一撃。公生と瞳をあわせると、「君ならできるよ。」と励ますのだった。2人の行先の決まっていない、音楽の旅がはじまる。大人しい演奏からスタートしたものの、曲調が変わると同時にかをりは本性を発揮…全身でヴァイオリンを弾きはじめる。公生はかをりに遅れないよう一音も漏らさず正確についていく。だが、公生が演奏に集中するほど、音符が次々と消え、ピアノの音が聴こえなくなっていく…。やがて伴奏は乱れ、公生は演奏を止めてしまう。すると、かをりも演奏を中断。微笑みながら少女は、「アゲイン。」とつぶやく--。 |
須藤:うぉっ、(4話冒頭の)メトロノームの音からして超良い!!(大興奮)
押野:二次予選が始まる前の、ホールの前でのシーン、葉っぱの舞い散る音や風の音なんかがリアルで、声も団子にならずにクリアです。セリフとBGMが一体となって世界観を描き出してる感じで、いいですね!
須藤:かなり細かい効果音が入ってるのに初めて気づきました! かをりがホールの舞台上を歩く足音の残響とか、聴衆のざわめきとかがリアル。
押野:うう、(演奏シーンがどうなるか)観てるから知ってるんだけど、緊張しちゃいますね…。
須藤:これ、すごすぎて無言で観ちゃいそうです…。
須藤:……いや〜〜、公生が調子を乱して伴奏がずれていくのがすごくよく分かりました。テレビで観てた時はここまで分からなかったですね。
押野:ヴァイオリンの演奏、本当に演奏してるような感じが伝わってきますね。フレーズの合間に息継ぎが入ってるんですよ。それがちゃんと聞こえる。
須藤:音色もきれいですよね。こういう音はちゃんとしたシステムで聴かないと耳が痛くなっちゃうかも知れないです。
押野:それと、演奏してないときにかすかにホールの空調の音がするんですよ! で、ふたりの演奏が始まったら音楽が場内を満たす。
須藤:そう、空調の音驚きました! すごくリアリティが増すな、と。演奏してみると分かるんですけど、実際のホールでもまさにこういう感じがするんですよ!
押野:いやー、すごい…。
須藤:それにね、一旦演奏を止めちゃって、再開した後の演奏が前と全然違うんですよ。「殴り合い」って表現されてますけど、本当にそういう感じ。ここの変化、すごい聴きどころだと思います!
押野:「君嘘」って音楽がテーマの作品じゃないですか。主人公の公生とかをり、それぞれにモデルアーティストとしてプロの演奏家さんがいて、演奏を担当してるんですよ。つまり、プロの演奏者が、キャラクターの持つ音楽性を表現しているってことですよね。それをきちんと描き出してくれるかどうかって、すごく大事だと思います。
― つまり音楽がどう表現されるかが、キャラを描くうえでも、ストーリーを読み解くうえでもすごく重要になってくるわけですね。そう考えると、なるべく良い音で聴きたいなって思いますね。
須藤:確かに演奏が途中で変わっていく感じは、こういうきちんとしたシステムで聴くと一層味わえますね。
押野:それと、君嘘ってほんとによく画が動くんですよ。演奏のシーンでも、弓とか指がきちんと動いている。その動きと演奏がマッチしてるんですよね。
須藤:あと、途中でお母さんが出てくるじゃないですか。モノクロの、怖い記憶のなかのお母さんじゃなくて、優しい思い出の。演奏が流れてる現実のシーンとは対照的に、お母さんのセリフだけという静かなシーンなんですけど、その静寂感の描き出し方が素晴らしくて。対比を際立たせて印象的にしてくれます。
僕思うんですよ。低音をバシバシ効かせて迫力を出すヘッドホンは他にもあるかも知れない。でも、静かなシーンを静かに表現できるかどうかに、本当の意味での製品のクオリティがあらわれるんじゃないかと。
押野:「無音も音楽の一部」って言いますよね。今回Q701で聴いてみて、BGMが入ってないシーンの方が逆に気づきが多いように思いました。
須藤:テレビのスピーカーで聴いていたときには気づけていなかった細部を発見できて、作品の世界をいっそう深く味わえますよね。BD届くのが楽しみです。自宅で観まくりたいと思います!
「四月は君の嘘」 Blu-ray 第3巻(完全生産限定版)
・4月22日発売 ¥7,000(税抜)
・仕様:本編Disc+特典CD 2枚組
・収録話:第4話「旅立ち」、第5話「どんてんもよう」
・特典:
新川直司先生書き下ろしコミック「四月は君の嘘 Coda(2)」
特典CD:横山克作曲 ORIGINAL SOUNDTRACK Vol.1
キャラクターデザイン・愛敬由紀子描き下ろしジャケット&
三方背ケース
宮園かをりヴァイオリンケースステッカー
オーディオコメンタリー
詳細はこちら:http://www.kimiuso.jp/package/03.html
(記事構成:小澤麻実)