HOME > レビュー > 「夏≠ヘッドホン」を覆す!AKGのポータブルヘッドホン3機種を電車内で使ってみた

「夏≠ヘッドホン」を覆す!AKGのポータブルヘッドホン3機種を電車内で使ってみた

公開日 2015/06/05 12:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

3機種それぞれをチェック!音漏れは?音質は?

さてそれでは、3機種をそれぞれチェックしていきましょう。

音質のまえに、今回のテーマのひとつである「通勤/通学で音楽を聴く」上で重要となる「音漏れしないこと」をチェックしたいと思います。実際に電車に乗って先輩と実験してみたところ、普段僕が聴いている音量ならば3モデルとも音漏れはほぼゼロ。隣の席に座っていても全く気にならないとのことでした。結構しっかりボリュームを上げているので、音漏れナシと言われてちょっと驚きました。周りを気にして過剰に小さめの音量で聴かなくても大丈夫そうです。

続いていよいよ音質をチェックします。音源は、実際に通勤時に聴いているものをセレクトしました。

まずは、ミシガン州デトロイト出身のSSWであるスフィアン・スティーヴンスの最新作『キャリー・アンド・ローウェル』。アコースティックなフォークサウンドを中心に据えた作品です。Y50とK845BTともにボーカルとギターのバランスが良いですが、特にK845BTは音に厚みとツヤがあり、この曲に一番合うように感じました。


続いて、イタリア人のトラックメイカー、クラップ!クラップ!が「空想上の島の音楽」というコンセプトで作り上げたアルバム『タイー・ベッバ』を。アフロ&トライバルサウンドとUKベースミュージック、エキゾチカなどが融合した独特のサウンドです。Y40で聴いてみると、小さなボディからはとても想像できない低音に驚き! そしてさらに相性がいいと思ったのはY50。低音と高音のバランスがよく取れていて、重低音のビートがズシンと体に響きつつ、多彩なパーカッションの音色も際立ちます。


最後の音源は大森靖子のアルバム『絶対少女』。カーネーションの直枝政広がプロデュースを担当した作品です。録音には「良いアナログ録音ができるスタジオを使った」とのこと。繊細な弾き語りやハジけるような打ち込みサウンドなど様々な要素が詰めこまれている1枚です。特にK845BTは聴きやすくフラットな印象で、耳元で息づかいが聴こえるような弾き語りにも合うサウンドです。


今回3モデルをじっくりと使ってみましたが、その印象をまとめるとこんな感じになりました


・携帯性やデザインで選ぶなら「Y40
・ファッション的にも主張しつつ、バランスの良いサウンドが欲しいなら「Y50
・音質を重視しつつワイヤレスで快適さも追求するなら「K845BT


Y40は持ち運びやすく使いやすい気軽さが魅力。Y50はいわゆるブラックミュージックやクラブミュージックが好きな人にはぜひ試してみていただきたいモデルです。そしてK845BTは、ワイヤレスの快適さと音質の良さが両立されていてオススメです。

    ◇   ◇   ◇   


いかがでしたでしょうか? 開放的に音楽を楽しみたい夏だからこそ、お気に入りのヘッドホンをどんどん持ち出すべきだと思います。今回取り上げたAKGのヘッドホンなら、音が良い・デザインも良い・持ち運んで使いやすいと3拍子揃っているので、夏のお供にぴったりです!

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: